特殊テロ対策部隊コンドル5 暫くして高杉が入って来て女将が酌をして飲み干すと、高崎電気は中堅の会社で発電機、バッテリー、電子部品、ゴルフ場用のカートを製造しているメーカーで同族経営


特殊テロ対策部隊コンドル5


暫くして高杉が入って来て女将が酌をして飲み干すと、高崎電気は中堅の会社で発電機、バッテリー、電子部品、ゴルフ場用のカートを製造しているメーカーで同族経営の会社だ、

今の社長は高崎幸一53才で妻豊子47才、長男茂25才、長女薫21才で2人とも独身だそうだ、長男は高崎電気に勤めており、長女は大学生で、彼で3代目と言う事で、会社は特にトラ、

ブルはないそうだと言ったのです、


杉村がどう見ても連れの女は30代だった奥さんではないな、とすれば愛人と言う事になる、まあ3代目のおぼっちゃんなら愛人がいてもおかしくはないが、黒部は冬のあいだはクロ、

ーズされており、車ではいけないだろうどうやって行ったんだと言うと、またぎだったんでは、またぎなら冬に獲物を追いかけて雪山で猟をするらしい、そいつの服装と顔はみた、

のかと高杉が言うので、


距離があったのではっきりとは分からない、高崎が双眼鏡で見てあいつはと一言うので、知っているか聞くと知らんと一言、いってそれきり喋らなくなったというと、それなら高崎、

に聞いても知らないと言うだろう、お前たちを狙ったのではなく何か獲物を狙ったのかも知れないし、事件制がないのでこれ以上は調べならないよと高杉が言ったのです、しかし、

それから、


立山に行って山梨を経由して東京に戻ったんだが、黒部に着く前は2人でたのしそうに喋っていたのに、それ以降は一言も喋らなかったんだよ、ヘリを降りるときは真っ青な顔をして、

何も言わずに降りたんだ、何か異常な雰囲気だったなあと杉村が酒を飲み干したのです、黒部には発電所があるが冬の間は無人運転で長野の制御所からコントロールしているそうだ、

監視カメラが付いているそうだから、


何か映っているかも知れないのだが警察の人出をさく訳にはいかない、来週点検に保守要員が行くらしいが、調べたいなら口は聞いてくれるそうだと言うので、たしかあそこには、

へりポートがあるはずだその日を教えてくれればヘリで行く事にするよと言うと、分かった警視庁の友達にへりの観光会社が取材に行くと言ってもらおうと話したのです、まてよ、


保守要員はどうやって黒部に行くのだと聞くと、黒部へのルートは閉鎖されているが雪の状態では4輪駆動車なら行けるそうだ、通行できないくらい雪があれば、雪道を歩いて行く、

そうだ、点検は一人だそうで2日かけて点検して異常があれば応援を呼ぶと言う事だ、雪の状態では何日か黒部に留まる事もあると言っていたと話したので、それを知っていれば、

ゲートを開けて侵入する事は出来るのかと言うと、


もしその2人を殺す目的だったとして、わざわざ黒部で待ち伏せするか、もっと他の場所で襲えばいいだろう、それに事前に黒部にヘリで行く事を知っていた事になる、普通は猟銃、

でヘリを落とせるとは思わないと思うがと高杉が言うので、ひょっとしたら、あそこのヘリポートに降りると思ったのかも、仲間がいて何かをやっており奴は見張り役だったとす、

れば、


近づかないようにわざと発砲した、警察はまたぎと思うので通報しても相手にしないと思ったのか、そうすると高崎はあの男を知らない事になる、わからんなあと杉村は酒を飲み干、

したのです、いずれにしろ気になるので来週いく事にするよ、手を煩わせてすまんというと、おれもその2人連れが気になるんだよ、何か事件の匂いがすると高杉が言ったのです、


杉村は家に帰り純子に来週もう一度黒部に行こうと思っているので同行するように頼むと、もし、まだそこにその男がいるとすれば危険だわ、それなりの用意をして行きましょうと、

言うので承知したのです、高杉はヘリに乗った2人が気になるので知り合いの探偵に高崎の素行調査を頼んだのです、翌日には探偵の徳田が来て直ぐわかりましたよ、高崎夫婦は、

別居しており、


家には奥さんと子供達が住んでて、高崎は高輪のマンションに女と一緒に暮らしています、女は須藤恵美32才銀座のエトワールと言うクラブのホステスですというので、どうして、

自分が家を出ているの婿養子と聞くと、いえ、先代の社長の長男です、なんでも二年前から恵美のマンションに入り浸りになって家に帰らなくなったそうです、豊子は関東銀行の、

頭取の娘だそうで、


いわゆる政略結婚なので奥さんを追い出せないので、自分が出たのではないですかと言ったのです、ただの不倫話かと思ったのですが、その須藤恵美という女をもう少し調べてく、

れと頼んだのです、翌日に徳田が事務所にやって来て、須藤恵美はホステスになる前は高崎電気の社長秘書をやっており、社内に恋人がいたそうです、その男は中田竜彦28才で、

発電機開発部にいたそうです、


社長との不倫が発覚して別れたそうですが、その後須藤恵美が会社を退社してホステスになり暫くして中田も会社を退職したそうですと言うので、なるほど不倫のはての三角関係、

と言うわけだ、奥さんが許してくれないのだろう、離婚すれば銀行の支援は受けられなくなる、奥さんはいずれは女と別れて家に戻ってくると思って、子供もいるし家を出ないの、

かと思ったのです、


この事を杉村に伝えると、一緒に乗っていたのは須藤恵美で黒部にいたのは中田だとすれば偶然とは思えないな、しかし、目的が全然わからない中田かどうかカメラの映像を確認、

しに行く事と言ったのです、保守員が行くと言う日に準備をして純子とヘリに乗り込んだのです、一応防弾チョッキに麻酔空気銃を持ってもしもの時に備える事にしたのです、

保守員は昼には現地に着くと言っているので、


その頃に到着する用に羽田を飛び立ち40分ほどで黒部に着きヘリポートに着陸すると、保守員の山本ですというので日本航空機の杉村です、観光のパンフレットに載せる為に取材、

にきました、これはカメラマンですと紹介したのです、雪はどうでしたと聞くと大した事はなく4輪駆動車で楽にこれましたよと言い発電所の事務所に案内して、コーヒーを出した、

のですみませんと言い、


のんで美味しい身体が温まりますねと言うと、まだ今日はいい方ですよ、雪になれば一寸先も見えなくなり外は零下になり凍死してしまいますので、暫くは動けないのですと言っ、

たのです、他に人がいるようで駐車路場に4輪駆動車が止っていたので回りを探したのですが見当たりません、あの車の状態から随分駐車してあるみたいです、まさか此処に来て、

この前の雪で遭難したのではと、


心配しているのですが今からモニターの記録映像を見てみます、みていると先週の水曜日の記録で一人の男が駐車場に車を止め、猟銃を持って車を降りてダムの方へ行くのが記録、

されていたのです、水曜といえばヘリでここに来た日です、そして次ぎにダムのカメラには行ききしている姿が映り暫くすると猟銃を構えて引き金を引くすがたがあり直ぐに二発、

目を発射していたのです、


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