特殊テロ対策部隊コンドル4 それからは平穏な日が続き12月も半ばを過ぎてすっかり冬となり、レンタルの予約が一杯でパイロットの数が足りないと予約係りが言うので、僕が操縦しょうと言い予約


特殊テロ対策部隊コンドル4


それからは平穏な日が続き12月も半ばを過ぎてすっかり冬となり、レンタルの予約が一杯でパイロットの数が足りないと予約係りが言うので、僕が操縦しょうと言い予約表を、

見ると観光用のチヤーターで黒部から立山連峰のスケジュールになっているので、お客はここに来るのか聞くと、都心の新聞社のヘリポートに10時に来る事になっていますと、

言うので分かったと返事をして用意したのです、


コーヒーを飲み一服してさあ行くかとヘルメットを被り駐機場に降りて行くと、燃料は満タンで何処にも異常はありませんと言うので、乗り込み計器をチェックして日本航空機、

24034離陸準備完了と管制塔とコンタクトをとると、了解、現在航空機の離発着はない、離陸を許可すると言うのでスロットルを開いてゆっくり上昇して機首を北へ向けたの、

です、


直ぐに新聞社のヘリポートに着陸すると男女2人が乗り込んだので、シートベルトを締めてください、片道1時間半のフライトです、今日は絶好の観光フライト日和です耳にヘッド、

フオンをつけて下さい、お2人で会話されるときはヘッドホンは外してください、それでは離陸しますと言って離陸して、機首を北に向けたのです、羽田管制塔から付近に航空機、

はいない、


高度500フイートで飛行せよと言うので、了解と返事したのです、女性の方がすご~い景色と喜んでいます、右に見える山が筑波山、真正面が高尾山、左前方が大山です、その後、

ろはご存知の富士山ですよ、これから多摩上空を飛行して長野県に入り、善光寺から黒部峡谷に入りますと言ったのです、遠くの山には雪が積もり中々絶景です、30分で長野に、

入り善光寺から黒部に向かったのです、


遠くを見る場合には座席の前に双眼鏡がありますのでそれで見てくださいと言ったのです、2人はヘッドホンを外して楽しそうに会話をしています、さすがに冬です人はいないと、

思っていると、黒部ダムに一人の男がおり空を見上げていたのです、肩に猟銃らしき物を担いでいます、猟師だとおもうんですがと言いダムを一回りして近づくと男は鉄砲を構、

えたのです、


ビックリしてスロットルを空けて上昇すると引き金を引いたらしく筒先から煙が出たのです、音はヘリの音にかき消されて聞こえません、この位置までは届かないとフオーバリ、

ングすると続けてもう一発煙が上がったのです、下を見ても鳥は何処にも飛んでいません、何をするんだと言うと、男が双眼鏡で見ていましたが、あの男はと言うので知り合い、

ですかと言うと、


いや知らんというのでともかく離れますと機首をさらに北に向け、本社に黒部ダムから猟銃にて発砲されたこれから立山に向かうと連絡すると、了解した一応警察に知らせておく、

と言うので宜しくと言って、ひどい事をする奴がいるもんですねと言うと二人とも返事はしません、周りの景色を説明して富山湾にでて旋回して、これから東京へ戻りますが、

今のルートは通りません、


安心してくださいと言うと女が良かったと言ったのです、山梨上空を飛行して新聞社のヘリポートに着陸して、本日はありがとう御座いましたと言って男の顔を見ると、真っ青、

顔をしています、物も言わずベルトを外して降りて、足早にビルの屋上の出口に向かったのです、ヤツパリ知っている奴だったんだと思い、離陸して羽田に向かい着陸したの、

です、


整備員がどうでしたかと聞くので、順調なフライトで何処も異常ないよと言うと、お疲れ様でしたと言うのでエンジンを切るとローターの回転がとまったので、ベルトをはずし、

へりを降りて事務所に向かったのです、無線室に行くと警察に知らせましたが、猟師が鳥を撃っていたのではないかと、てんで相手にしてくれませんでしたと言ったのでそうだ、

ろうなあ、


あんなところで待ち伏せするなんて、肩の鉄砲に気ずいたからいいようなもんだがもう少し高度が下がっていたら当たったかも知れない、あの男と女に何かあるな、どうみても、

あの女は奥さんか娘ではないな愛人なのかと思い、予約の係りの所へ行き今日乗せた人の身元を見ると、予約名簿には品川区の高崎電気社長と妻になっています、その予約表を、

コピーして貰い、


社長室に戻ると秘書がお疲れ様でした、今日は予約が一杯だったようですねとコーヒーを出すので、飲みながら乗せた女性はどう見ても愛人だなというと、愛人の為にヘリをチャ、

ータして観光ですか、羨ましいと言うので、世の中には金持は一杯いると言う事だよと笑ったのです、どうも気になるので高杉に電話して話しをして、その男を調べてもらう事に、

したのです、


今日霞で会う事になり、それまでに警視庁の友達に調べてもらうと高杉が言うので、頼んだのです、純子が入って来て無線係りから聞いたけど本当なのと聞くので、本当だよ音は、

聞こえなかったけど筒先から煙が出たのを確認している、危ないので1500フイートまで上昇したから弾はあたらなかったけど、あんなところで待ち伏せするとはと言い高杉新之助、

に調べて貰っていると言うと、


それでは今夜は遅いわねと言うので、ああ、高杉と霞で会う事になっていると言うと、わかりましたと部屋を出て行ったのです、夕方になり処理を終らせて車に乗り霞に向かった、

のです、まだ高杉は来ていないので、女将になにか腹の足しになるものというと、板長に言ってチラシ寿司を作ってもらうわと言うので頼んだのです、生ビールを女将が持って来、

たのでグイ飲みして美味しいと言うと、


チラシが出来るまでにと刺し盛りを出すので箸をつけて食べていると、チラシが出来ましたと仲居が持って来たので、美味い、美味いと勢いよく食べるので、女将がお昼ご飯食べ、

てなかったのと笑うので、たしか帰って来たのが一時半だから、そうか、何か忘れていたと思ったら昼飯を食べていなかったんだと言うと、忘れるくらい仕事していたのと聞くので、


考え事をしていたんだよと言うと、夕方までと聞くので、いやその後は仕事をやっていたのさ、いつもは12時ごろ食べるので、帰って来たのが一時半だから、秘書も僕が食べたと、

思って何も言わなかったんだ、ヘリを操縦しながら弁当食えるはずないだろう、気をきかして聞いてくれればいいのにというと、普通は自分からまだ何も食べてないから何か取っ、

てくれと自分で言うものよと笑ったのです、


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