クライマックスフェイズ:RHOPC②『蒼蒼計画』

GM:時刻はもう一人の客人をキミ達が待ち構える頃。オープニングの続きですね

銀華:はーい


都築京香:「貴方に遭いたいという方が、もう一人いらっしゃるんですよ」

GM:路地裏にひらりと紙切れが飛来する。

銀華:「もう1人……? あら……」

和御魂:「久しぶりなのね、銀華」

銀華:「和御魂さん! お久しぶりですわ……!」

和御魂:「普段は美摘ちゃんの身体を借りて過ごしてるオレが、何で正体を晒してるかわかるのね?」

銀華:「そう言えば珍しいですわね。何かあったんですの……?」

和御魂:「今、あの娘の中にはオレじゃなくて、インディゴっていう危険なRBが憑依してるのね」

都築京香:「以前、私はそのインディゴに頼まれたのです。あなたに渡した封筒の中身には、──【蒼蒼計画】。彼の因子を混入させた薬を無差別にばらまき、未曾有のパンデミックをこの武上町内に発生させる。そしてその混乱に乗じ空火条架を抹殺する計画プランが記されています。……まあ、内容は彼を騙すための表向きのお話です。銀華さん、貴方には途中までその計画に乗っていただき、不意をついて伊比津美摘ごと止めを刺すという役割を担って欲しいのです」

銀華:「なっ……そんな、大規模な、こと」

都築京香:「私としても、彼の存在は少々厄介でして……そこの和御魂さんには快く今回の件の協力を承諾していただきました」

GM:プランナーはニコニコと、横の式神を見やる。

銀華:こやつめハハハ

和御魂:「よく言うのね、美摘ちゃんや条架、この町を盾にしておいて、ほぼ脅迫だったのね」

銀華:「京香さん……あなた、色々と巻き込みすぎだと思いませんの……?」訝しげに

都築京香:「あら、人聞きの悪い。この計画は、被害を浅く、広く収めるのに最適だと思ったのですが...理解してもらえなかったみたいですね。彼は完全体であればとても脅威ですが……あれだけの数の分身を差し出して、さしものインディゴも疲弊しないはずがないのです。最終的には必ずぼろを出すはずです」

銀華:「納得はいきませんが……道理は通っていますわね……」

和御魂:「勿論だけど、このことは条架には秘密にしてほしいのね」

銀華:「彼には、なにも話していないのですね?」

和御魂:「完璧にインディゴを騙すためには...計画の内容を話すわけにはいかないのね。でも、条架ならやり遂げてくれるはずなのね。なんたって、うちの看板エージェントだから。これもまた、信頼なのね」

銀華:「そう、ですの」

和御魂:「銀華……"和御魂オレ"でも、"荒御魂ワタシ"でもないアイツを……確実に殺すのね」

銀華:「……わかりました。他ならぬあなたの頼みですもの、引き受けますわ。必ず、やり遂げましょう」

都築京香:「頼もしいですねえ、流石武上の秘密兵器、といったところでしょうか。その力、やはりとても魅力的です」

衣良海りね:「...........」

銀華:「あら、褒めても何も出ませんわ?」

都築京香:「残念。では、よろしくお願いします」

GM:プランナー達は路地の奥へと消え去って行く。

銀華:「わたくしに……できるでしょうか。……いいえ、和御魂さんのためなら」と、最後に呟いた感じで。

GM:キミは街の運命を背負い、計画に臨むこととなる、


【Rハンドアウト】

ロイス:"和御魂にぎみたま"伊比津美摘いびつ みつみ 推奨感情:P友情 / N指定なし

公開条件:クライマックスフェイズ後、インディゴを伊比津の身体ごと殺害する

「蒼蒼計画」……それは都築京香ののプランの全てではない。

そして、伊比津美摘は「戦闘用人格」を持つ二重人格な訳ではない。

"奇妙な隣人ストレンジネイバー"がちょっと住みついているだけなのだ。

もっとも、その奇妙な隣人こそがキミの旧友。長い付き合いをやっているRBの一人である。

キミは全てを見届け、そして終わらせる役割を持っているのだ。


GM:RHOシーン、終了になります。戻りますよ~


銀華:「……ということだったのです。これがあなたにお会いする前のお話ですね」回想を終えてな感じで、

 「病院に向かう前、薬を飲まなかった……いえ、飲むふりをしていたのもこのためです。最初から、全部知っていたから。

 ですから、わたくしはすべてを謝らないといけないのですわ。本当に、申し訳ありませんでした」深く、頭を下げます

条架:「……あー、どこから突っ込めば良いのやら」

GM:ぴよ~~~~と何かが飛んでくるぞ!

条架:「うおっ!?」

GM:ぴたッ!支部長のおでこにくっつきます

銀華:ぴよ~~~「あら」

和御魂:「これでいつも通りなのね」

条架:「……その喋りの支部長を見るのが、物凄く久しぶりに感じるな……」

銀華:「お久しぶりです、ごきげんいかが?」

和御魂:「留守にしてゴメンナサイなのね、皆ぼろぼろなのだから、帰って手当てをするのね。積もる話はそれからでもいいでしょう? なのね」

条架:「そうだな。私はまだ平気だが……日々出はそのままだと風邪を引くだろう」オーヴァードジョーク

GM:WAHAHA

銀華:「そうですわね、まずは落ち着きましょうか」

GM:では、負傷者を連れて支部へ帰っていく、でよろしいでしょうか

条架:はい!

銀華:はーい

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