ミドルフェイズ:第五策『不信と違和』

GM:貴方方が支部に到着すると、職員は殆ど病院に出払っているようだ。支部長室もひっきりなしのコール音が鳴り響いているが、扉の向こうに応答する人間の声は聞こえない。

条架:「予想はしていたが、これは修羅場だな。……今から後の書類仕事に気が滅入る」

銀華:「一体どこから手をつければいいのか……」

条架:「支部長! 空火だ、病院の件の報告に一旦帰投した!」

GM:もぬけの殻ですね

 鳴り響く電話の横には『緊急事態だ、オレ様も直接出る。調べ物は好きにして構わない』と書置きが残されています。

銀華:「あら、この書置きは……」

条架:「……指揮系統がめちゃくちゃだな。あー、どうするか……とりあえず、こちらも書き置きを置いていくか。一切の情報共有が出来ないのが、一番最悪な状態だからな……」

 って感じで、病院で起きたことの概略をざざっとメモして、机に置いておきますよ

銀華:b あ、項目出てれうー


情報収集項目

<情報:裏社会><情報:UGN>達成値7 『紅紫法典(コードマジェンタ)』

<情報:UGN>達成値7  「インディゴ」

<知識:レネゲイド>達成値7,15or坂月に聞く

「抗生物質の成分表」

  『紅紫法典』被害者治療のためと思われる、ソラリスによる毒素の抗体成分が記されている。

「抗生物質発注の件について」

  『紅紫法典』被害者治療のための、ソラリスによる毒素の抗体成分は確かに含まれているが、何故かエグザイルの因子も検出されている。

 至急説明を頂きたい。


銀華:いっちゃん下……(

条架:草ァ

GM:共有メモに情報は置いておきました~坂月を発見したので既に最後の情報は抜けてます

条架:なるほど <知覚>判定はそういうことだったんですね

GM:2人なので情報収集厳しいですからね~

銀華:あ、なるほむ!

条架:じゃあ、まぁ、1人一つずつやっていきましょうか

 「そうだな……あの『青白い目』は、あの時の蒼乃とそっくりだった……奴の目撃情報がないか、当たってみる」

銀華:「お願いしますわ。わたくしは別の調べものを」

条架:「あとは、余裕があれば怪我の治療だな」応急手当てキット、買えたら買っておきたいなって

銀華:できれば全快がいいですからね いかがでしょGM?

GM:いいですよ~調達どうぞ

銀華:やったね

条架:じゃあまず調達から 「コネ:手配師」使っちゃいます(ころころ→10)

銀華:よきかな

条架:よしよし で、すぐに自分に使用(ころころ→10回復)全回復!

銀華:b

条架:でー、このまま情報収集行っていいんですかね?

GM:どうぞ~

条架:はーい

銀華:お先どーぞッ

条架:ではこちらは「コネ:要人への貸し」と「情報収集チーム」使いますよ(ころころ→11)よしよし

銀華:b


<情報:UGN>達成値7  「インディゴ」

不定形のRB。エグザイルピュアの能力を持ち、本人の力は強くはないが、

オーヴァード能力の有無を問わず他人に憑依し、操ることによって多大な被害を出した。現在も逃走中。


GM:大方貴方の知っている情報がUGNのデータベースにありますね

条架:「居場所までは掴めない、か……」

銀華:「近づいているようで近づけない……歯がゆいですわね……」

条架:んではお次どーぞ

銀華:ういさ えっと、「コネ:UGN幹部」使って、ダイスボーナス入れてー(ころころ→25)おわー

条架:つっよ

GM:いいですねえ


<情報:裏社会><情報:UGN>達成値7 『紅紫法典(コードマジェンタ)』

塗料にレネゲイドウイルス活性剤を混入させ、その成分のみが気化することによって未曽有のパンデミックを引き起こした事件。

しかしながら元凶であるFHエージェント「A.R.E.A.(エリア)」が小佐古市内で捕獲されたことによって収束しつつある。

奇妙なことに、武上町でジャーム化した被害者たちがいた現場からは落書きの痕跡すら残っていない。


GM:またもや、支部のデータベースから日々出に聞いた内容そのままが出てきます

銀華:「これ……も、聞いた範囲の内容ですわね……」

GM:改めて調査を進めると、疑念が浮かぶばかりである。日々出に聞き出した【紅紫法典】のことも、既に武上支部で掴んでいた情報だ。

 何故、自分たちはあの病院に向かわされたのだろうか。そして、そもそもあの薬の正体は何なのか...

条架:「件の薬にエグザイルの因子が入っていたということは、十中八九インディゴの手引きだろう。問題は、どこでそれが入ったか、だが……」

銀華:「こっそりと入れられる場面が、どこかにあった……?」

条架:「一番キナ臭いのは製造元だが……これに関しては別途調べないとなんとも言えないか」

銀華:製造元がうんぬんって言ってたら病院がーだったんだっけか

条架:そうそう

銀華:ほむー

 「そういえば、調べようとしてうやむやになってしまってたんでしたわね……もしかして、また調べようとしたら何か起きる、とか……?」

条架:「まさか、ドラマの脚本でもあるまいし」

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