ミドルフェイズ:RHOPC①『孤高の復讐者』

条架:「私は、元は普通の人間だった。両親はUGNに関わっていたが、しかしオーヴァードではなかった。私もUGNのことはほとんど知らず、光の中で育ってきた。……だが、両親は優秀な職員だった。敵組織から買った恨みもあったんだろう。あの時、ファルスハーツの連中は、無力だった私を狙った。一度、私は死んだ。だが、私を助けに来た者が居た」


尾木蒼乃:「大丈夫!? あれっ! わ、やっちゃった!? 生きてる...よね?」

条架:『……あれ、オレ、死んだはずじゃ……』

尾木蒼乃:「うん、それはその通りだよ、キミは一度死んでる」

条架:『じゃ、じゃあ、オレ、ゾンビになったのか? い、一体何が……!』

尾木蒼乃:「ゾンビっていうかなんというか...まあいっか、後で忘れるんだし。あたしは、超能力者」

条架:『ちょ、超能力……? そんなの、この世界にあるわけ……いや、オレは生き返ってるし……つまり夢……?』

尾木蒼乃:「まあまあ! こうなった以上は検査とかしなくちゃいけないからさ、ここも危ないし行こう!」

条架:『え、あっ、わ、わかった!』

GM:結果として、貴方はやはりオーヴァード、という結果が出ることとなる。反射的な行為とは言え、少女はかなり大目玉を喰らってしまったようだ。


条架:「……まぁ、それがきっかけで、私はこちらの世界に入ることになったんだが。それからも、蒼乃との付き合いは続いたよ」


尾木蒼乃:「久しぶり! 元気にしてる? 顔を見たくなっちゃって」

条架:『ああ、お陰様で。少しずつ、力の使い方にも慣れてきたし……そっちはどうなんだ?』

尾木蒼乃:「ならよかった! あたしのせいで~とか言われちゃったらどうしようかと思って、先輩として叩き込みに来ようかと思ったのに」

GM:少女は度々キミのもとを訪れるようになる。責任を感じての予後観察...とは名目で、単純に寂しかったのかもしれない。何せ、彼女には、キミのように家族は居なかったから。


条架:「彼女のことは、本物の家族のように思っていたよ。私が一人前になって、正式にUGNに入ってからも、彼女とチームを組んでいた。忙しかったが、充実していた。蒼乃が支え、私が叩く……相性も良かったしね」

銀華:「……」ゆっくり、何度もうなずきながら聞いてます

条架:「……だがな。ある時、事件が起きた。なんて事のない任務の筈だった。私と蒼乃であれば、問題無く討てる筈のジャームだった。……奴の名は『インディゴ』。人に寄生し、宿主を取り殺す、危険なレネゲイドビーイングだ」

銀華:「……!」

条架:……私も油断していたのだろうな。気づいたときには、蒼乃は手遅れだった」


条架:『蒼乃から離れろ! バケモノめ!』

インディゴ:「クソ、オレ様がよもやここまで追いつめられるとはな,...クソッたれが だが...こうもすればトドメはさせねえなあ?」

条架:『く、そっ……蒼乃……!!』

GM:ぬらりとしたアメーバ状のそれは...少女の四肢を伝っていく。

尾木蒼乃:「ダメ....だよ......キミは........逃げなきゃ、ダメ、だよ...!」

条架:『い、嫌だ……よりにもよって君を見捨てるなんて……! クソッ、クソッ、蒼乃を返せ、返してくれっ!!』

インディゴ:「返せと言われて返す馬鹿がいるかぁ? まずはこいつ、次はお前だ」

条架:『やめて、くれっ……! 頼むから……』弱々しく叫びながら、どうにかインディゴだけを狙おうとするけど、うまくいかない

インディゴ:「どうしたどうしたぁ! 当たんねえぜ、こいつごとやろうとしねえとな」

GM:キリキリと、細い首が絞められていく。叫びとも形容しがたい声が悲痛なほどにキミの耳に響くことだろう。

条架:「……ああ、何故、どうして……消え去れ、この非人間が……!」言葉とは裏腹に、透明な炎は勢いを弱めていく

GM:必死にもがく腕は、だらりと、力なく落ちた。

条架:『蒼乃ーッ!!』

GM:瞬間貴方の目前に黒い影がもうもうと広がる。影は貴方を覆い、導くかのようであった。既に事切れているのか、かすかに力が残っているのかはわからない。だが、キミを救いたいという一心、その行為に他ならないだろう。

条架:『どうして……君は、この期に及んで……私を……!!』

インディゴ:「ああ?チッ見えやしねえ、この...ッ!」

条架:『すまない、すまないっ……!! 助けてやれなくて、死なせてしまって……すまないっ……!!』

 どこかぬくもりの残る影に導かれるまま、逃げ出します

GM:その後、あの場所で彼女が見つかることは無かった。インディゴもまた、同様だ。インディゴの手による尾木蒼乃の死亡。空火条架はその事件によってRBに対しての嫌悪感を持ち、彼が今エリートとしての名声を得ているのも、孤独に任務をこなしてきたものによるものなのかもしれない。


【Rハンドアウト 】

ロイス:インディゴ 推奨感情:P執着 / N憎悪

公開条件:"青白い眼"を目撃した後

いつでも 輝かしい経歴、賞賛と信頼を背に受けるキミの人生にも、影はあった。

自分は躊躇い、手を出せず、"選択できなかった"——— だから、大切な人を失った。

もう誰とも馴れ合わない、忌々しいRBとなんか関わりたくもない。それがキミのした決意だった。

→情報収集時「インディゴ」について調べられるようになる。


条架:「……私がUGNに居たのは、蒼乃の為だった。彼女と一緒にいられれば楽しかった、それだけだった。今は……私は復讐の為に、エージェントをやっている。いつかあのレネゲイドビーイングを見つけ出し、天誅を下す為にな。……以来、私はレネゲイドビーイングが、めっきり苦手になった。今も変わらない……君に対しても、おそらく不信感をまだ抱いている。だが……銀華。君のことは、信用したいと思う。これまでの無礼を許してくれるか」

 というわけでですね 銀華さんにロイス取ります P誠意 / N不信感 表はPで

銀華:ぽたぽたと、涙が落ちます「……ごめん、なさい」

条架:「うおっ、泣くなよ……君が謝ることではないだろう」

銀華:「いえ、でも、そんな気持ちで、いたなんて……わたくしは、なんて馴れ馴れしいことを……許してくれというのなら、それはわたくしの方ですわ……。でも、あなたがそう言ってくださるのなら……ありがとうございます」

 こちらからもロイス取りましょう

GM:はい~ では次のシーン行って大丈夫でしょうか

条架:そだ、Sロイスにしていいですかね? 歩み寄ろうという強い決意という感じで

GM:いいですねえ

条架:よし、ではそれで こちらからは以上です

銀華:こちらも大丈夫です

GM:ではあなた方は支部へと向かっていく。

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