ミドルフェイズ:第三策『事情聴取』

GM:シーンプレイヤーは①ですが二人共出ますかね

銀華:出ますかー

条架:では判定振りましょ

GM:個室の扉の前まで来ることができます 部屋の表札には『日々出』とありますね

条架:ではノックしましょう「武上支部から来た、空火だ。今、話を聞いても大丈夫か?」

日々出晴英:「あ、どうぞっス」

条架:「どうも」入室しますよ

銀華:入るぞー

GM:ベッドに横たわりながらぼんやりと窓を見つめている人物が一人居ます。見た目高校生ぐらいですね。痛々しい傷、包帯の跡、痣などが見て取れます

日々出晴英:「はじめまして....っス、え~とどちら様ですかね スミマセン、他支部のエージェントさんのこととか、疎くてっスね」

条架:「どうも、初めまして。私は空火条架、武上支部のエージェントをやっている。同支部の支部長に言われて、君から話を聞きに来た次第だ」

日々出晴英:「あ~成程 まあ一言で言えば一人で挑んで一方的にボコボコにというか...お恥ずかしい限りっス」

条架:「いや、よく生きて帰ってきてくれた。お陰で情報を活かすことが出来る」

 といったあたりで、銀華さんにも目配せするよ

日々出晴英:「生きて帰ったって言っても...完全にアイツ居なきゃ死んでたんスけどね」

銀華:(一応目配せに頷くくらいはしとく)

条架:「そうか……まぁ、それはそれでいい。君が件のFHエージェントとやりあった時のことを、わかる範囲で聞かせてくれ」

日々出晴英:「相手は【A.R.E.A.】ってコードネームのエージェントで...能力はソラリス(と)ブラム=ストーカー。小佐古での騒ぎ...【紅紫法典】は、ソイツがソラリスの能力を使ってレネゲイド活性剤を街中にばら撒いた、って顛末なんスよ。その媒介が..."街の落書き"でしたっス」

条架:「落書き?」

日々出晴英:「ペンキやスプレーのインクは、シンナーみたいな有機溶剤が気化することで壁なんかに定着するんスよ。その有機溶剤の中にレネゲイド活性剤が含まれていた場合...乾いた落書きからその成分は検出されないんス。完全犯罪っスね」

銀華:「手が込んでますのね……」邪魔しない程度に呟いたり

条架:「……そいつは厄介だったな」

日々出晴英:「しかも中高生なんかに"紅い落書きを探すと願いが叶うかも"なんて噂も流したりなんかして...被害は甚大っすよ、残った落書きも消しちゃえば本当にこちらからはわからなくなってしまいまスし」

条架:「よく考えるものだ……こちらからすればたまったものではないが。そのFHエージェントはどうなったのだ?」

日々出晴英:「でも...元凶のエージェントは捕まえたはず...っスよ.何で今更自分なんかに?」

条架:「いや。実はな、ジャーム化騒ぎはまだ継続しているのだ。故に君が掴んだ情報を、武上支部の方でも認識しておこうということでな」

日々出晴英:「...! まだ、続いてるって言うんスか」

条架:「ああ。もしかすると、複数犯だったのかもしれないな。だが完全解決のために、我々が動いている」

日々出晴英:「そう...だと、良いんスけど...綺麗なこの街にも落書きが...?」

条架:「それはこれから調査する段階だな。あるいは別の媒介にシフトしているかもしれん」

日々出晴英:「なんだかお力添え出来なくてスミマセンっス」

条架:「いや、敵のやり口を知れただけでも十分な収穫だ。気負わず、ゆっくり休んでくれ」

銀華:「お大事になさってくださいね」

日々出晴英:「ありがとうございます、この街のことは、この街の人に任せるのが一番っスよね 頑張ってくださいっス」

GM:するとコンコン、と病室の扉がノックされます

ナース:「日々出さーん、今日のお薬ですよ~」

条架:「ああ。次に見舞いに来るときは、もっと気の利いた土産でも持ってくるとしよう」

日々出晴英:「はは、お気遣いどうもっス、そのころにはきっと退院するんで!」ふんす「あ、はーい!」

銀華:ふんす……w

GM:若干のどや顔

条架:まぁオーヴァードだしね 回復力も高いやろうて

銀華:うんうん 大丈夫でしょ じゃあ後は看護師さんにお任せ……?

条架:ですかね GM的にこのシーンでやるべきことが終わったなら切り上げってところで

GM:先ほどの青い錠剤が日々出の元に運ばれてきます

日々出晴英:「医学の進化はありがたいっスね、これが無きゃもっと長く入院することになっていたっス」

GM:ごくり、と慣れた手つきで飲みます

日々出晴英:「んじゃ、頑張ってくださいっスね」

条架:「ああ」

GM:貴方方に手をひらひらと振ることでしょう

条架:こっちも手を振って、出て行こうとしますかね

銀華:薬を飲むとこを一瞥して、こちらも出ますかねー

GM:では次のシーン行きましょう

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