第4話
「おかえりー」
玄関から帰るとそう声が響く
出かけるときは家族に怒っていたが
今ではそんな細かいことどうでもいいと思えた
それほどに今の僕は嬉しさで満ちていたのだ
「どうしたの?さとる
嬉しそう」
そう問いかけてくる母に
いつもの顔で対応しようと顔に力を入れる
が嬉しさを表してしまう表情筋は言うことをきかない
「んや……別に」
そう返しても母は興味あるような目で僕を見つめる
「どうしたの?何か嬉しいことがあったんでしょう?」
「何もないよ。」
「えぇー?本当?
いつもならスマホ使えないってご機嫌悪いのに」
よくご存知で。
たしかに母が言うように今の僕は機嫌がいい
だからスマホが使えないくらいで機嫌を悪くしたりしない
「もー…いいからほっといてよ。
夕飯は?」
「もうできるから手伝いして。」
「わかった。」
妹と一緒に夕飯の準備をして、みんなで食べてその後それぞれ寝る準備をした
僕は早く明日が来て欲しくて
すぐに眠りについた
君と僕の七日間 楸翠 @hizu313
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。君と僕の七日間の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます