第102話
王都へと続く道を、馬車で移動をする俺達4人。
紛争後の魔物討伐の一件で、いざこざのあったミニョンとフレーシュ。
馬車の中では今までと変わらぬ雰囲気で、俺は一安心していた。
(まあ、表面上を取り繕っているだけかもしれないが・・・)
たとえそうであったとしても、俺の口出しする問題では無いのだが・・・。
リアタフテ領から王都へと続く道のりは、整備が成されており、快適にして順調に旅は進み、早朝の出発から3日目の昼、既に王都が視認出来る所まで辿り着いていた。
「あれが王都かぁ・・・」
「そうですわ、懐かしいですわ」
「そうか、ミニョンとフレーシュは王都生まれだったんだな」
「ええ、今年の初頭にスタージュ学院に通う為に、リアタフテ領に移るまで王都で育ったのですわ」
「真田様」
「どうした、フレーシュ?」
「私とお嬢様は王都に到着後、ペルダン家の屋敷に戻らせて頂きますので」
「そうか、分かったよ」
「司さんはどうされますの?もし泊まる場所がお決まりで無いのでしたら、我が家の屋敷にお越し頂きたいですわ」
「ああ、実は国王様からの手紙には、指定された宿屋に向かえば部屋の用意をしてくれるそうだ」
「そうでしたの・・・、残念ですわ」
ミニョンは本当に残念そうにしたが、流石に国王からの指示に横槍を入れる筈にもいかず、それ以上は誘ってはこなかった。
「そうですか、では後日お城でお会いしましょう」
「ああ、分かった」
そうして王都の入り口に着くと、関所での手続きをミニョンに教えて貰いながらこなし、衛兵が俺の到着を城へと伝達に行ってくれた。
馬車はミニョンが屋敷で預かってくれるそうで、俺とルーナは宿屋の前でミニョン達と別れたのだった。
国王からの指定の宿屋は流石に豪華な所で、働くスタッフも教育が行き届いており、サービスも満点だった。
その夜、俺は部屋でルーナへの魔力供給に勤しんでいた。
「大丈夫かルーナ?旅の間はあまり魔力の供給は行えなかったが?」
「はい、旅の間は特にトラブル等も無く、魔力は最低限の消費で済んでいので、問題ありません」
「そうか・・・」
「残念そう?」
「い、いや、そんな事は無いぞっ」
「・・・」
「うっ・・・」
今日の魔力供給は並んで座って、手を繋ぐだけのもので、先程風呂から出たばかりのルーナからは、シャンプーによるものか甘い香りが香っていた。
「ごくっ」
「・・・」
視線がぶつかり合う俺とルーナ。
ルーナは自らの衣服に手をかけ剥ぎ取り、上げていた髪を解こうと手を伸ばした。
「えっ、・・・ん」
その手をとり、俺は自らの唇をルーナのものと重ね合わせた。
其の味は、どんな果実より、そして其の身から漂う香りよりも甘く、至高の蜜と呼ぶに相応しいものだった。
「あんっ、司様・・・」
「ルーナ・・・」
「きゃっ、な、何を・・・、はぁ、あ、うぅ〜、・・・んっ」
俺から些か乱暴に、うつ伏せの形でベッドに沈められたルーナ。
俺はルーナの蜜の残り香を楽しみながら、張り艶と言う言葉は、此れを表現する為に有るとでも言うべき桃尻に吸い付いた。
「ちゅゅゅる、あむっ」
「きゃんっ、や、やです、つかささ・・・、あんっ」
「んんん」
俺が軽く歯を立てルーナの桃尻に喰らい付くと、其れは弾力を増し、ルーナは必死に身を捩った。
ルーナの緊張に固まる身体を解こうと、俺は舌を這わせ、其の背を優しく撫でた。
「ふうぅぅぅ、んっ」
「ルーナ・・・」
「司様・・・」
其のまま舌を這い進めて行くと、髪を上げている事で露わになっている、ルーナの白く透き通る肌の中でも、最も無垢な純白の項に辿り着いた。
「司様?・・・あんっ、あぁぁぁ、ん、ひぁっん」
「ちゆゅゅる、ちゅばっ」
「やあぁぁぁ、・・・はふぅっ、うぅぅん」
まだ何色にも染まらぬ純白に俺の色を注ぎ込み、其の仕上がりを眺め愉しんだ後・・・。
既に俺だけの色に染められているルーナの中を愉しむのだった。
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