第3話
「おかえりなさいませっ、ご主人様」
席に着き、いつものオムライスを頼む。
水を一気飲みして落ち着いたあと、買った中身を確認して1人ニヤけた。
周りから見ると、もしかした変な人に見えるのかもしれない。
「お待たせ致しました。オムライスで御座います。何かリクエストは御座いますか?」
「んーと、じゃ猫でお願いします」
僕は毎回動物の絵を頼む。
ケチャップで描く高クオリティの馬や犬は、何度来ても感心させられる。
「では、美味しくなる魔法をかけます。一緒にいきますよ〜萌え萌えキュン」
最早、食事前の恒例になってきている。
初めは周りの目も気になり、恥ずかしかったが慣れというのは恐ろしいもので可愛さMAXで出来るようになってきた。
「いってらっしゃいませっ、ご主人様」
メイドの丁寧なお辞儀に見送られ、僕は家に帰った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます