第729話 やっぱりやめようか? (3)

 女王アイカさまは、フンだ! フン! フン! なのだ。


 また、彼女の最大のライバルである、只今御年何歳なのかわからない、淑女、おばさんの癖に、いつまでもキャピキャピと少女的な振る舞いをおこなう女神シルフィーへと。


「シルフィーさん! 何でもかんでも、このひと。健太の事を、自分は知っている。分かっているのだと言った顔をしないでよね。私は貴女のそんなところ、様子に対して、長らく不満を抱えていたのだから」と。


 女王アイカはまたムキになり、鼻息荒く、健太の両親も黙認、納得している。


 一夫一妻の国、日の本でも間違いない。


 戸籍上の表記でも間違えない、本物の妻である女神シルフィーへと不満を漏らすのだ。


 でもね、当の本人であるシルフィーは先程も説明した通りで、夫健太の若い妻である女王アイカの荒々しい言葉、戯言も全く相手にしないで。


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