第728話 やっぱりやめようか? (2)
「……本当にいいの、あなた? 後で後悔をしないの?」
夫、健太の言葉を聞き、自身の顔が緩みっぱなしになっている女王の、気に障る事、不満を募らす事、余計な言葉を女神シルフィーは言葉を漏らし、呟くものだから。
女王アイカは、自身の心の中で、『チッ』と、舌打ちをして。
「……健太が行かない。行きたくないと言っているのだから。シルフィーさんはいらない事、つまらない事を言わないでよ。お願いだから」
女王アイカは、自身の顔を険しい様子へと変化させて不満を漏らすのだ。
でもね、女神シルフィーは、不満をあらわにしている女王アイカの事など気にもしない。
気持ちを察することもしないのだ。
女神さまは、山田健太家の筆頭奥さまなのに。
だから女王アイカは、自身の妹達や従妹の為に、代わりに、女神シルフィーへと不満を漏らせば。
「だってぇ~。アイカさん。先程も
女王アイカへと、いつもの通りで、自分は健太の事ならば、何でも知っている。
わかっているのと、知ったかぶりの口調で告げてくるから。
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