第718話 僕の嫁はオークの酋長! (7)

「当たり前でしょ。このひと。健太を異世界日本から召喚をする。こちらへと迎える。夫、男王にする条件として、私がこのひと。健太の筆頭奥方。妃。太后殿下になる事に対して、シルフィーさん。貴女はちゃんと了承をしたし。契約書も交わし。母印と実印も押している筈だから」と。


 健太が今迄知りもしなかった。


 妻達、妃達の間で交わされた密約、契約書がある。


 それもこの文字の文化も、筆記具、紙もない。


 太古の異世界で作られた書類ではなく。


 近代日本で製作をされ、作られた書類……。



 健太の主だった妃達の母印若しくは、実印が押された書類、契約書があるのだと、女王アイカ告げる、だけではなく。


 シルフィーが、自分こそは、健太の正式な妻、妃であり。


 筆頭妻、妃。


 女王、太后殿下だと告げれば。


 女王アイカは契約、規約違反だと告げてきたのだ。




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