第695話 アイカとシルフィー(11)

 昨日起きたばかりの生々しい様子……。


 目を閉じれば、皆も思い出すだろう。只今呆然、沈黙をした状態。唖然としながら憤怒している主。健太とシルフィーの二人を見詰める女王アイカ自身の破廉恥極まりない行為と様子……。


 夫健太にウォンとの不倫現場、NTR 。寝取られている最中を目撃。現場を押さえられ。口頭で離婚と離別を言い渡された時に、健太がウォンのことを最初は憤怒、憤慨した様子で不満をもらしていた時……。


 ッて、良く思い出し思案をしてみれば、健太に妻、妃として憤怒、憤慨しながら罵声を吐かれたのは、シルフィーだけではなく。健太自身を裏切った女王アイカも健太に、さんざん罵られ、不満。罵声も吐かれ、浴びた気がする。と、いうか? されたから。彼女、女王アイカはあれほど、気落ち、落胆をした訳だけれど。


 女王アイカ自身が、自分の起こした事件、出来事のことは、とうに忘れて、他人事のように、驚愕しながら凝視しているようだから。彼女のことは放置をして次へと話しを進める。




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