　だって健太が憤怒、憤慨、怒りをあらわにしている様子を女王アイカが見た、確認をしたのは、彼の最大のライバル……。人生最大のライバルと言っても良い漢。男である。この世界の自分自身であり野心家だったウォンに対して二度確認しただけ。

　そう。過去の思い出、回想シーンを思い出してもらえればわかる通りだ。

　此の国の町の漢戦士達に、嫉妬心から苛めに遭っていた健太のことを、妃の一人であるウルハが庇い。漢戦士達と口論。町、集落内で大変な争いへと発展──。

　それを女王アイカの命でウォンがとめに入り。今度はウルハと口論へとなり。ウォンがウルハのことを気に入らぬと、一族、身内、従妹であろうともお構いなしに、不意打ちで荒々しい行為をおこない。気勢を削がれ、気後れしているウルハを強引に自分の物へと……。凌辱行為を使用としている最中に健太が立ち上がり。己の身、命を投じた時と。