第618話 ウォンの誤算……(12)
「ん? う、うん……」
自身の女神さま、奥さま、妃さまから尋ね、問われた健太君の口から漏れた言葉、回答はね……。
そう、己の、自身の頭で頷きながら一言言葉をシルフィーへと告げ、回答をしてみせただけ……。
だって彼は、己の女神、妃さまが、自身の脳裏に思い描いたものや考慮したことを見る。見透かすことが得意、安易にできることを知っている。わかっているから。
『シルフィー! 僕は、そんなこと……。夢物語のようなことは思っていない! したいとも思わない! 只今後の余生を君と二人で仲良く歩んでいきたい。いけるだけで僕は。僕は幸せなのだ! シルフィー! 本当に! 本当なのだ! だから……』と。
健太は、自身の女神のような妻……ではないね? 本物の女神……。
それも? この日の本でも、彼が横で仲良く並んで連れて歩くと、誰もが振り向く。振り返るような絶世の美女であり。本物の美と時と豊穣の女神であるシルフィーを自分の物として所持、持参をしているのだから。彼が次に狙う、ではないが。健太君自身が喉から手が出るほど欲しい物は、己の妻、妃に相当しい者、漢になる為の名声、名声値が欲しいのだ健太君はね……。
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