第619話 ウォンの誤算……(13)
だってさ? 苛められっ子の人生を、幼い頃から歩んできた健太君自身も、中高の学校の年上の先輩達や少し悪ぶった。不良、ヤンキーに片足だけ突っ込んでいるようなナンパ者達……だけでもない。ないか?
まあ、この異世界、ジャングル内にある此の国にきても一緒の通りの生活なのだ。
そう、彼、健太君のひ弱、貧弱な身体では。いくら勇んでみせて抵抗。抗い。反抗を試みようが、漢達に敵わないから苛め。無理難題を告げられる。告げられてしまうのだ。健太君が産まれ育った日の本でも彼の身の上、所業も同じような感じなのだ。
だから健太君は、自身が産まれ育った県、市、街、地元のならず者達……。不良、ヤンキー達のグループや暴走族の物達からも。余りにも容姿端麗で目立ち過ぎるシルフィーを、ならず者達が自分達の物、おもちゃにしたいからと呼び出されて。
『健太~。お前の~。金髪碧眼、美人の彼女を今からここに。ここへと直ぐに連れてこい。こいよ~! 分ったな~? 健太! 今から俺達が、お前の彼女と仲良くやる。一杯遊んで楽しんでやるからな~。今直ぐ彼女をここへ~。ここへと連れてこい~! 健太~! わかったかぁ~!』と。昭和時代のような荒々しい台詞を『ニヤニヤ』意味深に微笑みながら健太君へと強引に告げてくるのだ。
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