第575話 三個の容器の中身は何?(15)
またまた彼の女神さまへと抱きつき甘えながら。
「どう? 女神さま? ソースで食べるコロッケの味は?」と問う。
問うと彼女は、再度コロッケのソースがかかり、付着した部分に箸を入れ──チョンと掴むと、彼女の年齢不釣り合いに艶っと輝、唇へと運んで、パクパクとお淑やかに食べる。
まあ、この辺りは、彼女の実娘であるプラウム辺りは良く似ていると思うのだが。
もう一人の娘であるサラの方は、姉の女王アイカの影響が強い為か? 彼女の母であるシルフィーや父である健太とは違い雑なところがあるから。本当に健太の子なの? と、ついついと思ってしまうのだが。
彼女の実母であるシルフィーが健太の実の娘だと告げたし。それを聞きサラ自身が己の顔意を変えながら気落ち落胆をしたぐらいだから、先ず間違いないと思われる。と、少しばかり話しが飛んだので、また元に戻すことにする。
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