第574話 三個の容器の中身は何?(14)

「うそ?」


 まあ、女神シルフィーの説明を聞き、健太の口からは、当たり前な台詞……。


 と、言うか?



 驚嘆があっさりと漏れてくる。


 そう、驚愕! 驚嘆しか漏れてこいない。


 でも? 日の本産まれの男の子である健太は、と言うか?



 彼の住み暮らす日の本は、ファンタジーな世界観は当たり前のことであり日常茶飯事の己の目や耳に、情報が見え聞こえる。



 そう、テレビのアニメや映画、漫画にライトノベル、と、言っても。ライトノベルを健太は未だ読むことができないけれど。他のことは、彼の目や耳には常に情報が入ってくるから。


 健太は、と、言うか?



 日の本の民は、己にファンタジーが起き不思議。大変なことになっても余り深くは悩まない。


 そう、動揺、困惑をしないから。


「ふ~ん、そうなんだ? やはり、僕の女神さまは凄い~。凄いね~」と。


 彼は興奮気味で、歓喜をあげる、のみなだ。



 ……だけでは終わらない。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る