第566話 三個の容器の中身は何?(6)
彼女自身も刺激……。
そう、女神シルフィーの生命……命の流さは永遠に近いのだ。
だから彼女自身も、健太との永遠続く恋と夫婦生活に対して刺激が欲しくなる気持ちが不意に湧いてくることがあるから。彼女の実の娘や義理の娘……。
その他の妃達……。他の国の女王ライや比の国のルイン……。此の国の領主であるウルハや、ジェリルなど、此の国の領内にいる酋長の妃達と。自身の主である健太が戯れる姿を女神シルフィーは凝視しては、嫉妬に明け狂う、刺激のある日々を送りたくなることも多々あるのだ。
だからこの度の皇帝健太のふらりとした気の迷い。と、いうか?
彼の気まぐれによる家出自体も。自身の娘達が顔色を変えながら深刻にとらえ思案をしているほど。健太の本当の心の拠り所である女神さまは考えていない。
そう、いつものことぐらいにしか……。
まあ、そんな感じだから新たな王国ジャポネの女王シルフィーはね?
『あなたが飽きるまで想うように~。好きなことをして遊んでいらっしゃい~。あなた~。私(わたくし)はいつもの如く。あなたのことを待っていますから~』といった様子で。ジャポネの女王さまは、ドンと構えている状態なのだよ。
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