　そう～？　美と時の女神シルフィー自身も？　今自分は夢の中にいるものだと思っているから。こんなことを思ってしまう。

　まあ、そんな様子の美と時の女神シルフィーなのだが？

　彼女の幼い主さま自身は？　相変わらずマイペースで作業を進めている。

　自身の大事な女神さまが気落ちをしている様子に気がつかないまま……。

　う～ん、それでも？　彼は？　幼いながらも。美と時の女神シルフィーの愛の台詞に対して。彼女の主さまらしく照れずにね。

「うん、僕も愛しているよ～。僕の女神さまだから～。大好きだよ～」と。

　幼い健太の女神さまが大変に喜び、歓喜の声をあげたくなるような台詞をすらりと告げる。

　すると？　我等の予測通りで、美と時の女神シルフィーは？

「本当ですか～？　あなた～！　あなた～！　愛しています～！　私の大事な王子様～！　絶対に私を捨てないでくださいね～。今後私の身の上にどんな災い事が起ころうとも～！　私を見捨て、捨てるような行為はしないでください。お願いします。あなた……」と。

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