僕の嫁はオークの酋長！ （改修版）

第526話 女神様は？ 日本の近代的魔法道具に驚愕……(25)

　未だ健太は？　自身が小さい……。

　まあ、彼は幼いからね～。種族の違う二人が、この近代国家日本で共に暮らすことなどできないとはわからない……。

　そして～？　美と時の女神シルフィーにしても？　今自分が目にしいる非魔法的な近代科学でできた魔法道具や？　彼女自身が寄り添い甘え、触れ、体温を感じている王子さまとの甘い、このひと時は？　全部美と時の女神シルフィーの夢幻……。夢の中の世界の出来事だと思っているから。彼女は叶わない出来事だとわかっていても嬉しそうな声色で。

「本当ですか～？　あなた～？」と。

　歓喜の声で、自身の王子さまへと問う。

　でッ、その後～？　美と時の女神シルフィーは～？

「あなた～！　ありがとう～！　ありがとう～！　愛しています～！」と。

　自分自身に優しい……。

　と、言うか？

　性玩具（おもちゃ）として、自分自身を扱う大人達とは違う。一人のエルフ……

　そう～？　女性として愛してくれる夢の中の王子さまへとお礼をつげるのだよ。

　やはり～？　少女自身の心の中で～？

（これが～？　私の夢ならば～。二度と冷めなければいいのに……）

　と、思いながら。