第448話 出逢い……(5)

 だからエルフの少女は~? 少しばかり時間(時)が経てば。自身が恐れ慄き震え、泣き続ける行為をやめて我に返るのだ。


 そして冷静に辺りを見渡しながら、こんなことを脳裏で思い始める?


(……一体ここは何処だろう? 私は確か~? 自害に果てる最中で~? 自分自身の意識が薄れゆく最中の中の~。夢の中の物語の筈なのに~? 何故か~? 私の意識はハッキリとしている~。だから私は~? 周りの景色がハッキリと見て確認がとれている筈なのに~? この夢のような景色……。私自身がとても想像もできないような景色が私に瞳に映るなんて不思議……。そして~? 大変に可笑しい~? だって~? 自分自身の夢と言う物は~? 自分自身が常日頃から目にした物や体験し~。行動をした事等が~。自分自身の脳裏で想像~。そして妄想化した物が~。自分自身の良い夢や悪しき夢を代わり見える筈だと思うのに~? 今私の瞳に映る~。この場の景色や雑音は~? 私が初めて見て聞きする物ばかりだから~。私自身が想像をできない光景……。それが~? 私の薄れゆく意識の中の夢として見えるなんて~。摩訶不思議……)だと。


 エルフの美しい少女は思いながら、辺りを注意深く見詰め観察を続けるのだよ。好奇心と言う奴も交えながら。


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