第447話 出逢い……(4)

 そう~? 滑り台やブランコ……。


 仲の良い友人同士で座り。会話もできるようなベンチなどが、色々と置かれた公園と呼ばれる憩いの場に何故~か? 人種の容姿とは違うエルフの美しい少女が一人で涙を溜めながら恥ずかしそうに……だけではないようだね~? エルフの少女の美しい碧眼の瞳の驚きと? 彼女の可愛い笹耳の『ピン~!』と立つ様子を、我等が遠目から見て確認をすれば?


 美しいエルフの少女は? 自身の着衣している衣服のみすぼらしさに恥じて、自身の瞳を濡らしているだけではなくて?


 彼女自身が初めて目にする光景──。


 鉄筋コンクリート造りの、沢山窓のある大きな建物群や人のざわめき、大きな生活音……。


 そして~? 鋼の容姿で出来た近代的な二輪と四輪で走る乗り物から出る雑音に驚愕──畏怖しながら恐れ慄き震えてもいるようだよ。


 う~ん、でもね~? エルフの美少女が何故? 自身の主……。所有者達から未だ幼い容姿なのに溺愛……。彼等の妃よりも寵愛を受けるのかと申せば~?


 少女は大変に賢い娘(こ)なのだよ。


 



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