第425話 サラの出生の秘密……(12)
だって~? 彼女は先程迄~。サラ自身の姉である女王アイカ対して、夫である健太を蔑ろ──。姉のアイカと従兄のウォンとが共闘して、サラ自身も大事な健太を蔑ろ──。彼を此の国から追放したのではないか~? と、思われる件で、サラの母であり、健太の妃でもあるシルフィーが憤怒──。シルフィーらしくない振る舞い……。女王アイカに勇んだ様子を見せ──。此の国の女王アイカと、健太の代わりに王になる可能性があるウォンへと宣戦布告までして、此の国の領内を飛び出た母シルフィー……。
そんな彼女の背をサラは、この『ジャポネ』の内堀につくまで追いながら。
「母上~。お待ちください~!」とか~!
「待ってください~。母上~。どうか~。その場に立ち止まり~。サラの話しを聞いてください~。お願いします~」と。
母シルフィーに多々声をかけ、呼びかけ、止まるように嘆願……。一度壊れた母と、姉である女王アイカの仲を、サラが間に入り取り持ち、仲直りをさせようと試みていたので。サラは何度も母であるシルフィーに対して、『母上~。待って欲しい~。そして~。自分の話しを聞いて欲しい~』と、嘆願もしたのだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます