第380話 帰宅(二部あとがき)(3)
尚更彼女は理解できないでいたのだ。
また、身内がそう思うくらいアイカは健太に対して恋人……。
いや、妻らしい振る舞いを常日頃からしていない状態だったのだ。
そう~? 健太やウルハ、ウォン……だけではないか?
今不快感を募らせているアイカと会話をしているエリエ……。
そんな二人の様子を傍から見ている。シルフィーにプラウム親子……。
そして最後は末の妹であるサラすら思っている事……。
この国の女王アイカは、自身の王のことを、只の物珍しいアクセサリーぐらいとしか思っていないこと……。
だからエリエの口からこんな台詞が漏れる。
でッ、女王アイカとエリエの言葉に割って入るように、末の妹であるサラの口から。
「アイカ姉~。健ちゃんならば~。未だ帰ってきてないよ~」
と、笑みを浮かべながら言葉が返る。
「う~ん、それにしても~? 健太さん~。果物採取に出掛けただけなのに。帰りが遅いですね~?」
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