第151話 あとがき(14)

「皆仲良くするんだぞ」

「男王は相変わらず女達から人気があるから良いな」

「そうだね」

「じゃ、俺達も家に帰るか」

「うん」

「おーい、お前ー! 男王ばかりについて回るのは良いが、俺の食事の準備も頼むぞー」

「あっ、俺もだぁ、お前ー! 子供の分も頼むぞー」


「……ん? ああ、分かったよ。あんたー! 夕飯の材料は後で届けるから」

「うん、わかっているよ。あなた~。日暮れには帰るから待っていてね~」

「うんうん、分かっているから心配しないであなた~。うちはちゃんと自分の大事なものの事は忘れたりしないから大丈夫だよ」と。


 まあ、この場に居る者達……。殺伐とした光景から一変、和気藹々とした雰囲気へと変わったようだから。


 この場に居る集落の民は老若男女問わず解散……段々とこの場から立ち去っていくのと。


 今迄も何度も説明をしたと思うのだけれど。


 オーク種族は女尊男卑思想であり。自身の男達、家族を養えるアマゾネス達は夫何人持とうが問題はないのだ。


 別にお互いが同じ屋根の下に住み暮らすことをしないで通い妻的立場でも何も問題はないのだ。


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