第37話 最弱男王は主夫?(14)
まあ、している。していた。女王アイカ自身も見ればわかる通りだ。
この集落内では絶対な権力者でいないといけない彼女が、たかが自身の所有物の一人である
そう、象牙色の貴重な肌の色を持つ優男の健太は、この世界、この地、この大陸にすみ暮らす多々いる種族の女性、メス達にしてみれば。一番の財産、宝石、アクセサリーになる可能性が大の少年健太だからね。女王アイカ自身もこの通り自分の
本当はいけないことなのにね。
今後この小さな国、集落の女王、酋長が代々おこない。導きながら自分達の一族と集落を守り。良い方向へと導いてきた政と法。政務、司祭に関して支障が出るかもしれないほど、ではないか。女王アイカと彼女の妹達。エリエやプラウム、サラ達の健太への甘々で過保護な様子を思い出せばもう既に健太はオーク種族の男達が女王アイカに尽くし奉公をすることを拒否、していないどころか。
「アイカさん、僕お腹がすいたよ」
「そうか、そうか健太。お腹が空いたか。ちょっと待っていろ。直ぐに食事の用意をしてやるからな」
「はぁ~い」と。
「ああ、僕の耳の穴がかゆい。かゆいな」
「御方は耳が痒いのか? じゃ私の膝にくるがいい。私が御方の耳の穴を掃除してやるから。早くこちらにこい。御方」
「はぁ~い」もおこなう。
「うぅ、下が床だから。転がっていると腰が痛い。痛いな」
「あらあら、健太さんは腰が痛いのね~。
「はぁ~い」と甘える。
「健ちゃん。健ちゃん。サラが健ちゃんのことを抱っこ。抱擁をしたいからおいで。おいでよ~。今から一緒にお昼寝をしようよ。健ちゃん。いいでしょう?」
「はぁ~い」と、彼は自分の妻達である女王アイカ含めたエリエやプラウム、サラの達のための家の家事、主夫業もこのように放置、破棄してね。
まあ、堕落した生活を送りながら自分の妃達を顎で使っている状態だから集落の者達が目にすれば……。
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