第36話 最弱男王は主夫?(13)
だって彼女、女王アイカは、この小さな国のアイドルであり。この小さな国の男、オス達はみな彼女、女王アイカのために己の身を捧げ手足となって動く執事、従者、奴隷となって働かねばならない。女王アイカのことを敬い。奉りながら彼女を満足させるのがこの小さなオーク種族の国の男、オス達の義務であり。必ずしないといけない。実行をしないといけないことになる。
そう、彼ら、この小さな国、集落の男達はみな女王アイカの物、所有物になる。
それが彼女、女王アイカの夫、男王であろうとも例外ではなく。
彼女、女王アイカの只の財産、所有物には変わりはない。
只のお飾り王であり。ハーレム女王の正式な夫、一号さんと言う奴だから、健太が異世界日本で暮らしていた頃に見て笑い読んでいた異世界ファンタジーなアニメやマンガ、ライトノベルのハーレム王的な主人公に形だけなれる。なることが可能な権限が与えられるだけ。
だから健太には女王アイカ以外の妃……。彼女の実の妹君達であるエリエ姫やプラウム姫、サラ姫が女王アイカの正式夫であるから与えられただけなのだ。
後世に自分達一族の血を持つ者達を沢山残さないといけないからと言った代々女王がおこなってきた政であり。政務、国、女王の方針に過ぎない。
この小さな国、集落の女尊男卑思想の絶対的な権力者は男王健太ではなく女王アイカ。太后アイカ陛下なのだ。
そのことを男尊女卑思想の強い異世界。日本からきた健太自身は未だ理解をしていないのだよ。女王アイカの妹君達エリエやプラウム、サラが余りにも健太に対して恋心を抱いてしまい。
彼を、夫に甘々しては、健太甘やかす日々を重ねている。
そう、この異世界、亜熱帯のジャングルにきたばかりの異世界人の上に、人種の優男で可愛い健太、旦那さまでは右も左もわからないから何も出来ないだろうと妹君達が競うように健太に甘えながらお手伝い若しくは、彼の代わりに家事をおこないするものだから。
健太自身が今日、この日、この時間までハーレム王気分を満喫、堪能……。
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