第22話 最弱男王の異世界ライフの始まり(8)

 彼女の一度火がついた。灯された。熱く火照る肢体は、自身の主、夫、この集落の男王である健太に鎮静、冷まし、慰めてもらわないと女盛りの女王アイカも困るのだよ。彼女の女性、メスとしての性の方は、この集落の男王の世継ぎである次世代の酋長、女王が欲しいと、健太のことを自身の凶悪な乳房、オッパイの胸の谷間に『たゆたゆ』と挟んで束縛しながら絶対に離すな。そして可愛がってもらうようにと急かすように指示、催促をしている。


「健太! 何がくすぐっただけだ! それだけの悪戯行為をわらわにすれば十分だ。その為にわらわのこの身体は十分過ぎるほど熱く火照り。健太が欲しい。健太に可愛がってもらいたいと想う気持ちや。健太の赤子が欲しいと思う気持ちの欲望が高まり収まりつかなくなっているのだぞ。だから健太にはわらわの主として、伴侶の義務を果たしてもらわぬと困るぞ」と。


 女王アイカは最後には健太への不満、拗ねた表情から自身の麗しい顔を『ポッ』と、桜色に染める。まあ、染めながら。彼女は、女王さまは、お酒にでも酔ったように虚ろな目、瞳で自身の主、男王健太を見詰めながら。自分の火照りを押さえ、沈め、鎮静。愛し、慰め、優しく可愛がって欲しいと健太に催促をすれば。


『パッ!』と、彼女の超巨大、凶悪な『たゆたゆ』と揺れる二つの乳房、オッパイと、両腕から女王アイカの愛おしい男王健太の小さく可愛い頭と華奢な身体を解放する。


 だから解放をされた健太の口が直ぐに大きく開き、開いて、「ぷっ、はぁー」の声と共に、「はぁ~、はぁ~」と大きく息遣い。「助かった。死ぬかと思ったよ」と、彼の口から大変に失礼な極まりない言葉が漏れれば。


(もう、アイカさんのオッパイは本当に大きい。デカ過ぎるから僕は本当に困る。僕はこの大きなアイカさんの爆乳のオッパイで何度死にかけたことか)と、健太は自身の脳内で不満を呟くのだよ。


 まあ、健太は呟くのだが。彼の不満に思い。『プンプン』とする行為、想いの方は、そう長くは続かない。

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