第21話 最弱男王の異世界ライフの始まり(7)

 まあ、健太、自身の主に対して女王アイカが不満を漏らしてもみなが知っている。わかっている通りだ。


 健太自身は、陽がやっと昇り姿をやや見せるこんな朝早い時間帯から自分のお妃さまとを、を、この集落の男王としての義務をしたい訳ではないのだ。


 彼がいくら思春期の多感な時期の少年であろうとも健太には、未だこの家、屋敷、神殿の主としてしないといけないこと業務、仕事が多々残っているのだよ。


 だからこんなにも朝早く、早朝から自分の妻、お妃さまと夫婦の営み、愛し合い。交わり合う訳にはいかないからね。


「えっ! でも僕は、アイカさんが中々目覚めてくれない。おきてくれないからくすぐっただけだよ」と。


 健太は自身の両頬にこの世のものとは思えないほど柔らかい女王アイカの巨大な上に極上の柔らかさを誇る乳房、オッパイに『たゆたゆ』と挟まれ、人型のオスとしては極上の至福の時を得ているはずなのに、彼は相変わらず苦痛な表情をしながら自身のお妃さまへと失礼にも夫婦の営みをする気はないのだと説明をする。


(僕がアイカさんと夫婦の営み。交わりを本当にする気があるのならば。アイカさんをくすぐり起こすようなことはしないし。今もアイカさんに僕のことを離し、解放をして欲しいと嘆願をするような言葉や台詞は呟いたりしないから)


 健太は自身の脳裏でこんな不満を呟きながら女王アイカの巨大な乳房、オッパイから抗い続けている。


 まあ、確かに健太の思う通り。言う通りだと思う。


 実際彼が、健太が本当に女王アイカと夫婦の営み、子作りをする気があるのならば。自身のお妃さまの柔らかい脇や締まった腰を己の小さな掌と指の腹を使用してくすぐるようなことはしないで。健太は女王アイカの夫、主、男王なのだから。只今彼が窒息死をしそうになっている女王アイカの巨大な『たゆたゆ』と右往左往と激しく動き回る凶暴なオッパイを彼女の背から抱きつき優艶に甘え、自身の身体を熱く火照らせ、鷲掴み。『ニギニギ』、『ワシワシ』としながら悪戯行為を続け。歓喜。堪能をしているはずだからね。


 彼がを、を、【夫婦の仲良く】を早朝からする気がないのは明白なのだ。


 でも、女盛りの麗しく、艶やか、今の健太のくすぐる悪戯行為のために自身の身体を熱く火照らせ、己の肌も艶々と輝き、潤いさせている成人女性の女王アイカの気持ちと想いの方はそうはいかないみたいだ。



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