31話①


……なるほどね



コンコン

あのお話終わりましたか?

うん終わったよ

あぁでもどうしてだい?

もうそろそろ夕食の時間なので

あぁ〜もうそんな時間かぁ〜

はい

まだでしたら置いとこうと思ったんですけど

どうするんだい2人とも

もちろん私は頂くよ

私もぉ〜

よしなら食堂へと向かうとするか


リグルゥ〜今日の夕食はなんだぁ〜い?

今日はステーキです

そうかい、久しぶりにリグル作った蒲焼きを食べたかったんだけどね

今日はあんまり時間が無かったので凝ったのを作れなくて

いやいいよ蒲焼きはまた明日にでもするとしよう

なんで明日の献立決めてるんですか

なら私ももう一日ここに居よぅ〜かなぁ〜

ダメに決まってるだろまだあっちに仕事残ってるんだろう?

えぇ〜〜

え、ちょっと待って下さいもう一日って?

あぁリグルには言ってなかったね

そんなことより早く食べよお腹空いちゃった

私ももうお腹ペコペコだよぉ〜

なら食べながら話そうか


リグルはデールが私の代わりにこの魔王城を見てくれていたのは聞いてるだろう?

はいそれは聞いてます

そして私の仕事は終わっただからデールはデールの研究所に戻るんだよ

そうなんだぁ〜

あっ後デイルゥ〜昔みたいに呼んでよ

昔みたいに?

そう昔みたいにおねぇちゃ〜んって

んなっ呼ぶわけないだろうそれに今は私が上司でデールが部下なんだから

(あの時言ってた妹ってデイルさんのことだったんだ)

なんだ私とお兄ちゃんみたいな感じなんだ

おにいちゃん〜?

あっまず

詳しくおしえてよぉ〜


へぇ〜リグルって男の子なんだぁ〜しらなかったぁ〜

ごめんなさい出来るだけこの事は表沙汰にはしたくなかったんです

あぁ〜魔王様とかの事ぉ〜

はい

まぁいいよぉ〜リグルにはお世話してもらったしぃ〜

あ、お兄ちゃんこの料理懐かしいねぇ〜

リグル明日は蒲焼きで頼むよ

じゃあ卯抜きの蒲焼きはぁ〜?

おぉいいわね

デールにしては良い案じゃないか

もぉ〜お姉ちゃんってよんでよぉ〜

お兄ちゃん明日の朝は何?

明日は卯抜きの蒲焼きを頼んだよ

あっ後ぉ〜また部屋汚しちゃってさぁ〜片付け手伝ってくれなぁ〜い?

ねぇ(リグルゥ〜・リグル・お兄ちゃん)聞いてる?

分かりましたから1人ずつ話してくださ〜〜〜い!







ふぅ今日はいつにも増して賑やかだったなぁ〜その分疲れたけど


ギィ

夜独り言を話していると僕の部屋の扉がゆっくりと開いた……











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