17話①
気がつくとそこには見知らぬ天井が広がっていた誰かが私を助けてくれたのだとすぐに分かった。
それにしても私はついてる辺りを見渡す限り私は富豪の家に助けられたのだろう。部屋には煌びやかな装飾がされているそれにこのベッドは見たことの無いほど大きくふかふかなベッドだ。
少し横になっていると足音がこちらに向かってきているのが分かった。足音はこの部屋の前で止まり大きな扉がゆっくりと開いたそこにはメイド服姿の良く似合う少女がワゴンにスープを乗せて持ってきてくれた。
あれから数日がたったあの冒険者はまだ寝たまま起きてこない。敵対しているからいいことなのかもと思う節もあるが僕は彼女を助けたいと心から思ったそんな彼女が起きなければなんて思っちゃいけないよねと小声で呟き起こさない様にそっと扉を開けた瞬間
《メイド服の少女
冒険者》
彼女と目が合った
あの助けてくれてありがとう
いえそんな当然のことをしただけですよ
あの安心してくれ直ぐにここから出ていくからと起き上がろうとしたがだめですよまだ起きちゃと咄嗟に起き上がる体をベッドへと戻してきた
一応応急処置はしましたけどまだ完全に治ってないので身体を動かさないでくださいと逆に怒られたわたしは自然と涙が流れ始めたもちろん怒られたからでは無い私達は修羅の如く道を長い間歩いていき優しさに触れたのは久しぶりだった当然メイドさんは困惑していただが私の感情を察したのかすっと抱きしめてくれた
彼女に注意したそうすると彼女は泣き出した僕は焦ったが彼女の立場になって考えた確かに相手に敵意が無いとしても彼女は冒険者彼女にも背中を任せられる仲間がいたはずだしかし今は仲間とはぐれ見ず知らずの家に一人とても不安なのだろうとだから僕はこの世界に来る前妹達にしていた様にそっと抱きしめた。
彼女が泣き止むまで…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます