第11.5話 ④

(コリア)「それでなんじゃリグルを遠ざけてでも話したいこととは?」

(デイル)「ちょっと来るのが遅いんじゃないかい?」

(コリア)「すまぬ今さっきリグルを送ったところでな」

(キューラ)「それで何?説教されてまだ疲れてるんだけど」

(メリア)「それは自業自得ですわ私のリグルを・・・」

(デイル)「まぁまぁ各々言いたい事があるのかもしれないけどリグルが帰ってくる前に早速本題に入らせて貰うよ」

(メリア)「単刀直入に言いますと勇者が魔王城に向かっているそうですの」

(キューラ)「なんだそんな事か前も同じ様な事を言ってたけどたいしたことなかったじゃん」

(デイル)「それが今回は少し違ってね前からその勇者一行がいるのは知っていたんだがそれほど強くは無かったから気にも止めていなかったんだがその勇者一行が急に強く部下たちを倒して回っているそうでまだ勇者一行がどうして強くなったかは謎なんだよ」

(コリア)「なるほどのぅ急に強くなんて確かにおかしいのぅ」

(メリア)「多分ですが何者かが勇者一行をパワーアップしたのだとおもうのですが」

(デイル)「だれがどうやってやったのかなんだよ」

(キューラ)「魔女が、勇者に力を貸した?」

(コリア)「そんな事は有り得んじゃろ勇者基人間と魔女には深い因縁があるじゃろそんな事は・・・」

(メリア)「いいえキューラの言ったこともあるかも知れませんわそうでなければ勇者一行が急に強くなるなどありえない事ですわ」

(デイル)「まぁそれはどうにせよ全魔物達に警戒を怠ることを無いように伝え被害を最小に抑えるように尽力を尽くすよう指示を」

(コリア)「それにしてもどうしてリグルを離させたんじゃ?」

(デイル)「それはまたリグルを危険な目に会わせたく無かったからだよ。僕はリグルが大変な時に僕は傍に入れないから今回は彼女を危険な目に合わせたくないからね」





(リグル)「ただいま戻りましたコリアさん」

(コリア)「おぉ日がくれるまでには帰って来れた様じゃな」

(リグル)「はい何とかそれと今日は馬車を貸してくれてありがとうございます」

(コリア)「いや気にすることではないのじゃ」

(コリア)「それで早速取り掛かるのか?」

(リグル)「はいそうじゃなきゃ間に合いませんから」

(リグル)「確かコリアさんも一緒に見るんですよね?」

(コリア)「そのつもりじゃったが今日は疲れてのぅやはり辞める事にしたんじゃ」

(リグル)「そうですか分かりましたそれじゃゆっくり休んでくださいね」

(コリア)「あ、それと」

(リグル)「なんですか?」

(コリア)「あまり無茶せんようにの」

(リグル)「はい分かりました」



~1日後~



(リグル)「あのキューラさんこれどうぞ」

(キューラ)「なに これ 」

(リグル)「えっと確かキューラさん何か抱いてないと寝れないんですよね?」

(キューラ)「そうだけど」

(リグル)「これはいつも攫っている人の代わりになればなって思って作ってみたんですけど」

(キューラ)「・・・・・・ありがとう・・・・・・・・・これ気持ちいい」

(リグル)「喜んでくれたなら良かったです」

(コルビス)「お〜良かったねキューラこれからはあんまり攫わなくて済むね」

(キューラ)「うん・・・・・・これなら当分は大丈夫そう」


(デイル)「リグルリグル」

(リグル)「はいなんですかデイルさん」

(デイル)「あっいたいた実はね少し早いけどあと2日後には帰ることになったよ」

(リグル)「えっ急ですね何かあったんですか?」

(デイル)「いや大したことでは無いよ」

(リグル)「分かりましたそういう事なら・・・」

(リグル)(あれ何でだろう急に力が・・・・・・)

(デイル)「リグル!」



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る