第10話

(リグル)「もう何日経ったんだろう?」

僕はあの後何かに襲われたそして気がついたらこの暗い部屋に身動きがとれない状況でいたもう何日間この暗い部屋で過ごしてるんだろう時計も無くただ暗い部屋に居るだけ時間の感覚が分からなくなっている。今が朝なのか夜なのかも分からない

(リグル)「はぁ」

そうすると奥からコツコツと足音が聞こえる僕は思った誰かが居ることにこれがチャンスだとも思った僕は大きく息を吸い

(リグル)「誰か〜助けて〜」

部屋中に響き渡る位大きな声で助けを求めた

するとさっきまで聞こえていた足音がだんだん大きくなってきて足音がぴたっと止んだ

(???)「起きろーこのアホ〜」

(????)「コルビスうるさい〜」

(コルビス)「またよそ様の娘をさらってきて」

(???)「よそ様の娘では無い魔王様の所に居たこだもん」

(???)「話は終わり・・・おやすみ・・・」

(コルビス)「寝るな〜まだ話は終わってないですよ〜」

(コルビス)「もういいですからその娘話してください」

(???)「だってこの娘暖かくてぷにぷにで抱き心地最高なんだもん・・・」

(コルビス)「ダメですさっさと話してください」

(???)「ダメ絶対話さない!」

(コルビス)「なんですか今回は強情ですね」

(???)「この娘本当に最高なの絶対離さない」




(コルビス)はぁはぁはぁはぁ

(???)はぁはぁはぁはぁはぁはぁ

(リグル)「(生きた心地がしなかった)」

(コルビス)「では返してもらいますよ」

(???)「ぁあ待って返して私の・・・・・・」

(コルビス)「この人は貴方のではありません」

(???)「うぅ」

(コルビス)「すいません私の主が」

(コルビス)「ほらあなたも謝って」

(???)「え〜」

(コルビス)「え〜じゃない」

(リグル)「本当に大丈夫ですから頭を上げてください」

(コルビス)「もぅ貴方はまた人様の娘をさらってきて今回で何回目だと思ってるの!」

(???)「うぅご〜め〜ん」

(コルビス)「も〜貴方は魔王軍の四天王なんだからしっかりしなさいよ」

(リグル)「ちょっちょっと待って下さいえっと貴方は魔王軍の四天王なんですか?」

(???)「如何にも私は魔王軍四天王の一人キューラとは私の事なのだよ」

(リグル)「そうだったんですか!じゃあデイルさんやコリアさんと同じなんですね」

(キューラ)「えっデイルやコリアの事知ってるの?」

(リグル)「はい一応デイルさんや魔王様のメイドをしていますから」

(キューラ)「えっデイルや魔王様のメイドなの?」ガクブル

(コルビス)「本当にすいませんでした。」

(リグル)「いえ、本当にいいですから」

(キューラ)「やばいデイルにやられる・・・」

(リグル)「なんで怯えてるんですか」(小声)

(コルビス)「あ〜前デイルの所の娘拐っちゃってこってり3時間も説教されたからほらうちのってさ本当に寝てないと働けないの基本的4日間寝てないと活動出来ないのだけど3時間も説教されて転た寝しそうになったら叩き起されてそれがトラウマになったらしいの」(小声)

(リグル)「へ〜そう言えばここどこですか?」

(コルビス)「ここは北方の魔王城ですよ」

(リグル)「嘘僕は確か中心にある魔王城に居たはずなのに」

(コルビス)「あ〜キューラは深刻な夢遊病でね寝ながら魔王城まで行っちゃう事があるんだそしてそこに可愛くて抱いたら気持ち良さそうな娘が居たらこっちまで連れてきちゃうんだよ」

(リグル)「そうだったんですか。でもなんで拐っちゃうんですか?」

(コルビス)「あ〜それわね何か抱いて寝ないと熟睡出来ないからだって」

(リグル)「あ〜何か分かります抱き枕ないと寝れないみたいな感じですね」

(コルビス)「抱き枕って言うのは分からないけど貴方も共感出来るんだね」

(コルビス)「でも本当に何とかしないとな拐う癖」

(リグル)「それじゃあ抱き枕を使えばいいんじゃないですか」

(コルビス)「あぁさっき言ってた奴かい?」

(リグル)「はい材料さえあれば作れますから」

(魔物)「おいコルビス馬車の準備が出来たぞ」

(リグル)「えっ馬車って?」

(コルビス)「あ〜貴方の助けての声が聴こえたから馬車の用意をしといたんだよ」

(リグル)「そうなんですか。ありがとうございます」

(コルビス)「いいんだよ。それより、こっちこそごめんね」

(リグル)「それよりキューラさんはほっといて大丈夫なんですか?」

(キューラ)「やばいやばいまた3時間も説教されるしかも魔王様もだから本当にやばい絶対死ぬ本当に死ぬ・・・」ブツブツ

(コルビス)「あ〜あれは自業自得だからいいよ」

(リグル)「見送りまでしてくれて本当にありがとうございます」

(コルビス)「本当にいいって悪いのはこっちなんだから」

(リグル)「そうですか・・・」

(リグル)「それじゃあ」

(コルビス)「本当にごめんね」

(リグル)「本当に大丈夫ですから・・・それじゃあ」

(コルビス)「うん気をつけてね」

(リグル)「はい」



いざ!再び魔王城へ

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