第5.5話

(デイル)あ〜

(リグル)「あ〜んってなんでですか!」

(デイル)「いいじゃないか」と言いむすーっとしている

(リグル)「後なんでこんな格好なんですか」

(デイル)「いいじゃないかメイド服とても可愛いよ」

リグルは少し怒った表情でデイルを見つめる

(デイル)「なんだいそんな顔して女の子がそんな顔するものじゃないぞ」

(リグル)「男の子です!!」

(デイル)「あ〜そうだったね」

(リグル)「そうだったねじゃないですよ〜」

(デイル)「すまない顔も女の子みたいに可愛いし女子力も高いからつい男の子だったことを忘れるんだ」

リグルははぁ〜と大きなため息をついた


部下の前のデイルさんは

(デイル)「うむご苦労、休息をとり回復次第また持ち場へつけ」




しかし僕の前だと・・・

(デイル)「ね〜ね〜今日はどんなご飯作ってくれるの〜」

(リグル)「今日は野菜炒めです。」

(デイル)「え〜今日は蒲焼き食べたいな〜」

(リグル)「ダメです蒲焼きは2日前に食べたでしょ」

(デイル)「え〜いいじゃんいいじゃん」と地団駄を踏んでいる

(リグル)「も〜分かりましたからじゃあ3日後に蒲焼き作りますから今日は我慢して下さい」

(デイル)「本当か?」

(リグル)「はい本当です。」

(デイル)「わかった今日の所は我慢しようだけど本当に3日後は蒲焼きだからな!約束だぞ」

(リグル)「分かりました約束です」

(デイル)「じゃあ早く食堂に行くぞ」

(リグル)「…はい」

最近のデイルさんはこんな感じこれが本当に恐れられてる魔王軍の四天王なんだろうか?

僕が魔王様とデイルさんからメイド認定されてから約1ヶ月なんか緩い感じで働いている

魔獣さん達からも最初は少し馬鹿にされてたけど最近は「好きだ俺の伴侶になれ」って言ってくる魔獣さんも少なからずいる

まぁだいたい僕男だよっていって僕の息子を見せたら泣きながらどっかに行ってしまう結構ショックなんだろう僕が男と言うことは何故か出回っていない


(デイル)「お〜いまだか〜い」

(リグル)「は〜い」


(魔獣A)「デイル様リグルさん魔王様から電報です。」

(デイル)「わかった下がれ」

(デイル)「しかしなんだ魔王様からの手紙って?しかもリグルにも」




(魔王)「拝啓リグル(デイル)様この度は急な一報で済まない。回りくどいのは余り好きでは無いので単刀直入に言います。

なんでリグルは魔王城に遊びに来ないんですの!

ずっとずっと待っているのに全然来る素振りもありませんし凄く寂しい思いをしましたわ、魔王である私に寂しい思いをさせたのですから明日以内に魔王城へ来なさいこれは命令よ!」


(デイル)「相変わらず無茶だな魔王様は」

(リグル)「どうします?」

(デイル)「行かなかったら後が怖いからな行くしかないな」

(デイル)「おい魔獣A直ぐに馬車の用意をしてくれ」

(魔獣A)「直ちに」


次回魔王城潜入!



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