エピローグ
「私、ギロギロのファンなんです!握手してください!」
「は…はい…」
ここはさばんなちほー。人だかりができている。
「あなたがあの『ハロウちゃん』のモデルになったフレンズですよね!握手してもらうことを夢見てたんですよ!」
「はぁ…どうしてこんなことに…」
「ハロウちゃん!好き!」
「私には『アードウルフ』って言う名前があるのに…」
そう、彼女は知らなかった。ギロギロの人気を。
「今日もお疲れねぇ。お水、飲む?」
「あ…カバさん…いただきます…」
「じゃぱりまんももらって来てあげますから少し待ってるのよ。」
「あ…はい…いつもありがとうございます…」
「困ったことがあったら群れで分け合うのはフレンズの信念ですのよ。あなたも覚えておきなさいね。」
「はい…!」
少し遠くから声が聞こえて来た。
「すいませーん!私も握手してください!」
「はい…!今行きます…!」
「いや、そちらで待っててください!私が行きます!」
「わかりました…!はぁ…声を張るのも疲れますね…」
人気の裏側にはこんなデメリットもあるのかもしれない…
漫画ができるまで。 平城山 松前 @narayama_masaki
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