第6話 雨の中、それでも

 ぬるい眠りから覚める。

 時刻を確認。午後五時を少しまわっていた。眠っていた時間はせいぜい十五分くらいだろうか、ここは戦場ではないけれど、それにしたって気が抜けている。顔でも洗ってこようか、と立ち上がって、テントを出る。夕焼けの赤色が目に刺さった。


 火災で大きな怪我を負った患者のうち、手当のしようがあるものはとっくの昔に他の町の病院へ運ばれていったし、混乱を極めていた遺体の身元照合作業も、その後の処理も、最近ようやく終わった。だから今、救護テントを訪れるのは作業中に軽い怪我をした人くらいだ。一応、怪我をしたら逐一診せるように、という指令は出ているし、小さな怪我でも手当は念入りに行うことにしているけれどー これは今衛生隊を仕切っているベルトルト先生の方針だー そう多く人手がいる場所でもない。そもそも俺は正規の衛生兵でもないので、むしろ救護テントを離れていることの方が多いくらいだった。


 軽く顔を洗って、頭を振る。

「犬じゃないんだから」

声のする方へ首を動かすと、呆れ顔のサラと目が合った。

「タオル持ってくるの忘れた」

顎からぽたぽたと滴る雫を、仕方なく着ていたシャツの裾で拭う。

サラは溜息をついた。風に揺れる金色の髪は、俺のそれよりも幾分か明るい色をしている。

「シン、あんた寝てたでしょ」

…。バレた。彼女はポケットから小さな鏡を取り出す。持ち歩いているのか。意外だな、なんて言ったら怒られそうなので黙っておく。彼女はそれを俺の顔に向けて、自分の左頬を指差した。なるほど、くっきりと襟の跡が残っている。かなり無理な姿勢をとっていたらしい。思い出したように首が痛んだ。

「まったくもう。セロはあちこち飛び回ってて捕まらないし。あんたもいないと思ったらまさか寝てたとは」

サラは溜息をつく。

「…別にずっと寝てたわけじゃないぞ」

精一杯の抗弁。

「わかってるわよ。…仮眠取るなら然るべき場所でちゃんと取らないと。疲れ取れないし。ユーリエ大佐のお説教コースもあり得るわね」

…うん、それはきついな。今度からは気をつけよう。

 復興作業はなかなか骨が折れる。

 田舎町ではあるけれど、いや、だからこそと言うべきか、リードベルグには国軍の工場やら物資の保管庫やらが多くあったから、やはり軍としては復興を急ぎたいようで、ここへは多くの人員が割かれている。特に、この土地の出身であるセロは、随分と忙しそうにしていた。 土地勘がある者は重用される。それに彼自身、生まれた街をどうにか早く元通りにしたいらしく、手当り次第に仕事を請け負っているようなのだ。お前ひとりで頑張ったって状況は大きく変わらない、無理はしない方がいい、そう伝えても彼は曖昧に笑うだけだった。

 この国で、俺達兵士は思ったよりも大事にされていない、それは俺がこの数年で実感したことだ。だから私たちは自分で自分を守るしかないんですよ、とはベルトルト先生の弁である。今代の総統の方針を鑑みるに仕方の無いことではあるだろう。

 それに…それ以前の問題として。この国に王という存在がある限り、きっと軍人は軽んじられ続ける。国境を守っているのはだれか?そんなことを大多数の国民は考えようともしない。彼らは漠然と信じている。この半島は、この国は、偉大なる不死の王の力をもって守られているのだと。


ーいや、信じていた、と過去形にするのが正しいのかもしれない。

こうして戦争は起きた。街は燃えた。人がたくさん死んだ。けれど、王宮は今までと同じように、ただそこにあるだけ。王は何も話さない。姿さえ見せない。

 

 ーきっと王なんていないんだ。ああそうさ、神様なんていないに決まってる!


そう言いながら死んでいったひとを、俺は知っている。神話はたしかに効力を失いつつあった。衛生隊に補充要員として配属されてここにきてから、何人ものひとを見送って、


 そうして俺も、神に祈ることをやめたのだ。


「シン?きいてる?」

「あ、うん、ごめ ー」


俺の言葉は、テントの前に急停車した車の、大きなブレーキ音によってかき消された。


 「わ、びっくりした、誰よもう」

サラは髪を抑える。

ドアが開く。降りてきたのは馴染みのある顔だった。ミチダ少尉だ。


「シン!丁度よかった、サラちゃんも。今ベルトルトいるか」

俺と目が合うなり、そう訊ねてくる。

「さっき見た時は寝てたけど。起こします?」

「叩き起こせ。ったくあのヤブ」

少尉は舌打ちをした。相変わらず口が悪い。確かベルトルト先生は階級も年齢も少尉よりいくつか上だった気がするのだが。仲が悪いのか良いのかすら、実際の所はよくわからない。

それにしても焦っている、ように見える。

「何かあったんですか」

サラは少尉を見上げた。

「俺じゃねえぞ。…お前らのお友達だよ」

そう答えつつ、彼が後部座席から担ぎ出した青年の、黒い髪が揺れる。

俺個人の友人ならば何人か思い当たるけれど、お前らの、と言うならばそれは、

「セロ!」

ほとんど悲鳴のような声を上げて、サラが彼らの方へ駆け寄っていくのと同時に、俺はテントへ駆け込んだ。


 「先生、ミチダ少尉が呼んでます、患者です患者!起きて」

身体を揺さぶると、彼はうめき声をあげた。

「ミチダくんですか。何したか知りませんけど唾つけときゃ治りますよ、奴の生命力なら」

寝惚けた声で言う。

「いや、少尉はピンピンしてますってば」

「ええ…嘘…めんどい…」

めんどいって言ったか今。先生はいかにもやる気がないという様子で身体を起こした。揺れる長い髪を後ろ手に結わえて、入口の方へ向き直る。


 「やあミチダくん、お久しぶりですね。帰還おめでとうございます。それにしてもよく生きていましたね。あっ、靴底の消毒を。そちらのお嬢さんも。その子はそこに寝かせて下さい。靴は脱がせて」

さわやかな笑みを浮かべて一息に言う。その姿は数分前まで寝ていたようには見えない。しかしまあ、この人のこれはいつものことだ。

「いやあ、しばらく検死ばっかりでしたからねえ。怪我人も真面目に通ってこないし。久しぶりだなあ、生きてる患者をまともに診るの」

不謹慎な軽口を叩きつつ、彼はセロの方へ向き直ると、少尉に訊ねた。

「状況は?」

「いきなり…というわけでもないか。倒れたんだ。明らかに働きすぎだった、ここ数日。こいつはここの出身で…今回の件で家族を亡くしてるから、働いて気が紛れるならそれもいいだろうとは思ったんだよ。出来るだけ目は離さないようにはしていたんだが。…家の跡が見たいというからひとりにした」

 一通り脈拍や呼吸を確認しつつ、先生はため息をついた。

「貧血でしょう。原因は過労と、まあ精神的なものもありそうだ。前線から戻ったばかりでしょう。…体温は…あー、少し高いか。まあどのみち命に別条はありませんからその辺は安心してくださいね、お嬢さんもエイベルくんも。つられて倒れられたら適わない。睡眠と食事はちゃんと摂りなさい」

…首筋を抑えつつ頷く。サラは俯いた。

「それからミチダくん」

「なんだよ」

「さっきから右脚を庇ってますね。診せて下さい」

小さく舌打ちをしつつも、少尉は大人しく従う。

「捻挫ですね。いつ?」

「…昨日」

手早く足首に包帯を巻きながら、先生はぼやいた。

「自分のことは自分で守って下さい…よ!」

包帯をひときわきつく締め上げる。…少尉になにか恨みでもあるのだろうか。

「いってぇ!テメェこの野郎」

「ははは」

「はははじゃねえよこのヤブ」

「ヤブとは失敬な。ユーリ・ベルトルトと言えばもう、最高の軍医ですよ。国中にその名が広まるのも時間の問題ですね」

誇らしげな先生に、少尉は呆れ顔で返す。

「あれだろ?性犯罪者としてだろ?今は誰だっけ、イザベラ?」

「失礼な、私はきちんと同意の上でですね。それとイザベラは四人前です。いやあ、あれは酷い目にあいました」

あはは、と彼はまた軽く笑った。少尉はうんざりとした顔で目を逸らす。

 「なんていうかその…同情するわ」

サラは俺に向かって囁いた。

「どうも」

俺はため息をつく。有能ではあるが、色々と問題の多い上司なのだ、この人は。

「さてと。俺は報告行ってくるわ」

少尉は立ち上がる。

「後でまたくるけどさ。とりあえずよろしくな、シン」

「はい」

返事をする。頼まれなくてもどうせ今日は夜までここの担当だ。

「私もそろそろ戻ります」

続いてサラも立ち上がった。心配そうにセロの方を振り返りながら出口に向かい、最後に先生へ会釈をする。彼がニコニコと手を振るのを横目で見つつ、俺はひとつ息を吐く。

「どうしました、エイベルくん。幸せが逃げますよ。いやあ、それにしても可愛らしいお嬢さんでしたね。金髪が綺麗で。西部の子ですよね、同期でしたっけ」

「手ぇ出したら殺しますよ、まじで」

怖いなあもう、と肩を竦める節操のない上司の脇を通り過ぎて、友人の枕元へ向かう。

…こいつは昔からこうだ、弱音を吐かないで溜め込んで。額に触れてみる。わずかに熱い。


 もしこいつが俺だったら、…倒れたのが俺の方だったら、サラは。心配げに友人を見ていた彼女の顔を思い返す。…馬鹿げた考えが頭に浮かんだ。やめよう、俺はセロじゃないし、セロも俺じゃない。考えるだけ時間の無駄だ。入り口から入って来た西日が、壁にまるく広がっているのをぼんやりと眺める。

 う、と小さな呻き声がきこえた。慌てて友人の方へ視線を戻す。

「セロ」

上半身を起こした彼は、目眩に襲われたようで、頭を抑えた。ぼんやりと辺りを見回し、

「…そっか」

掠れた声で小さく呟く。

「目が覚めましたね。私の声が聞こえますか。ここは医療テントです。君は仕事終わりに倒れて、ここに運ばれました」

「…はい」

いまいち焦点の合わない目で、セロは先生の方を見た。

「所属と階級、名前を言えますか」

「…第三歩兵連隊第二中隊、A小…じゃなくて、十二小隊三班。一等兵、セロ・オルセン、です」

少し間をおいてセロは答えた。間違いはない。

 帰還したミチダ少尉とセロは、とりあえず、ということで、数の足りない班に配属されたのだった。それもちゃんと覚えているのだから、問題はないだろう。安堵の溜息をつく。

「とりあえず、そうですね、明日まではここで休んでもらうことになりますが。いいですね」

「はい」

セロは唇を噛んだ。悔しい、とでも言いたげに、シーツを握りしめる。先生はやれやれ、といった顔で肩をすくめて、俺に耳打ちした。

「ちゃんと見ていてくださいね。逃げ出さないように」

黙って頷く。けれどまあ、こいつだってそこまでの馬鹿じゃない。いい加減思い知っただろう。

「私は会議があるので外します。エイベルくん、少しよろしく」

「わかりました」

行き先はきっと喫煙所だ。会議といってもかしこまったものではなくて、報告会程度のものらしい。大体二十分程度だろうか。

 先生の足音が遠ざかって行くのを確認して、セロの方へ向き直る。

「具合は?」

「大丈夫だよ」

血の気のないその笑顔が、どうにも気に入らなくて目を逸らす。

「…ごめん」

彼は俯いた。

「なんで謝るんだよ」

「怒ってるじゃん」

「怒ってねえよアホ」

思わず声が大きくなる。セロは頭を抑えてこちらを睨みつけた。

「怒ってんだろ。つーか頭痛がするんだよ、響くからでかい声出すな」

「はぁ?お前さっき大丈夫って言ったよな?大体あのな、お前は」

「だからうるさいって言ってんだろ、何なんだよさっきから」

俺につられたように大きな声を出して、頭が痛んだらしくセロは顔を顰める。

 ひとつ、深呼吸をする。言いたいことは山ほどあるのだ。最前線で、彼が何を見て何を失ったのか、俺たちは知らない。話してくれたことはない。一緒にいた少尉だって、きっとほんとうのことは分からない。当たり前だろう、ほんとうのことはいつだって、話さなければわからないのに。

言いたいことは山ほどあるのに。

「…馬鹿だよお前、大馬鹿だ、…サラにあんなに心配させて、どうして独りになろうとするんだよ」

口をついて出たのは、ただそれだけの、ちっぽけな言葉で。

「…ごめん」

セロはまた俯く。謝るなって言っただろ、と俺は小さく呟いて、その場に座り込んだ。



 どうして独りになろうとするんだよ、と友人は言った。

頭が痛む。横に座る彼の気配を感じながら寝転んで、目を閉じる。

彼が苛ついているのは分かっている。原因が俺にあることも分かっている。


意識は緩やかに螺旋を描く。瞳に焼きついた真っ赤な空。


 幸福な夢を見た。


昼頃に叩き起こされて。

居間のテーブルで、家族と向かい合って食事をして。

課題に追われて、友人と集まって話をして。

雨に濡れて帰って来れば、姉がタオルを差し出してくれて。

亡くなった両親の墓参りをして。

けれどきっと初めから。どこか歯車がズレているような違和感が、付き纏っていたのだ。


 「あんたを遺して死んだりしないからさ」

姉の声がよみがえった。彼女はこんなことを言う人間だったろうか?むしろそんな風に絶対の保証をすることを、彼女は嫌っていなかったか?


たしかにリオ・オルセンという人間は存在しなかった。

ならばリオ・ブレイディという名に覚えはないか?ああそうだ、義兄は婿入りなんてしていなかった。


サラは熱いものが苦手だったはずだ。予備訓練校時代、食堂で出るスープを冷ますために、いつも最後まで飲まないで取っておいていたのを、俺は覚えている。


長雨の季節だった。降り続く雨で地盤はゆるくなっていた。両親は中央に、昔お世話になったという人物のお見舞いに行くのだと言っていた。俺は風邪を引いていて、けれど予定を外せなかった両親は、俺の世話を姉に任せて出かけて行った。近道をしようと思ったらしい。普段は通らない峠の道を通って、土砂崩れに、


あの時俺は六歳で、姉は十六歳だった。



 ー ひどく幸福な、悪夢を見た。



 「目、覚ましたって?」

少尉の声に目を開く。

「すみません」

目眩を堪えて起き上がろうとすると、片手で制された。大人しく仰向けになって、お疲れ様です、と言ったシンの声をぼんやりときく。

おう、お疲れ、と少尉は軽く笑って、そのままシンのとなりに腰を下ろすと、一つ息を吐いた。

煙草に火をつける。…ここは禁煙ではないのか、と思ったけれど、シンも止めないので、あまり気にしてはいないのだろう。


 ゆらゆらと煙がのぼっていく。


煙草の匂いが好きだった。幼い頃、父がよく吸っていたからだ。父は術師の家系に生まれたものの、力は持たず、けれど術に憧れて、本を集めて研究していた。自分の娘が"突然変異"であることを一番喜んだのは、彼だ。大きな温かい手をしていた。母はずいぶん気の強い人だったけれど、両親が喧嘩をしているところは殆ど見たことはない。よく怒られたなあ、と懐かしく思い出す。別れたのはずっと小さい頃だ。もう顔もおぼろげな彼らのことを、それでも俺は、今も愛している。


煙草の煙が揺れている。


 「夢を、見ました」


口から言葉がこぼれでた。


「俺は家族とリードベルグで暮らしていて、戦争なんてなくて、普通に学校に通って、課題に追われて、俺は人を殺さなくてよかった。すごく幸せで、俺は」


視界がぼやけるのは、熱のせいだろうか。


「そんなふうに生きられたら、どんなに、どんなに良かっただろうって」


頰を何か熱いものが伝っていく。

ああ、そうか、きっと煙が目に沁みたのだ。


「守れませんでした。守りたかった。だから軍に入った。だけどだめだった。ずっと雨が降ってるみたいで…この世界が夢ならよかった、悪い夢を見たんだと、笑い飛ばせたら、それならよかったのに。俺、」


俺はそのために銃をとったのに。

嗚咽に飲み込まれて、自分が何を言っているのかもよくわからなくなる。頭が痛む。思考がまとまらない。口からこぼれ出る言葉が止まらないのも、きっと熱のせいだ。


 「先輩、俺はなんでここにいるんですか」


やっと言葉になったのは、そんな問いだった。


煙草の煙を吐き出して、少尉は言った。


「死ななかったからだ。死ななかったから、お前はここにいる。それだけだよ。なあ、セロ」


ゆらゆらと滲んでいく煙。


「夢は夢だ。いつだって現実はクソみてぇに最低で、それでも俺たちは、クソみてぇな現実に生きてるんだよ。死にたくないと望むなら、立ち向かう以外に道はない。

…だけどさ、セロ。独りで、立ち向かわなきゃいけねぇ理由なんか、どこにもないんだ」


 なぜ人を殺すのか、と、問われたことがあった。

建前はたくさんある。この国を守りたいから。家族の幸福な生活を守りたいから。だけど結局は、死にたくなかっただけなのだ。自分が死にたくないから、他人を殺した。


 不意に口を噤んで、少尉は照れ臭そうに頭をかいた。柄にもないことを言ってしまった、と、その表情が語っている。

そんな彼になにか気の利いた言葉の一つも返せたらいいのに、言葉は喉の奥につっかえて、出てこない。

「サラがいなくて良かったなあ、セロ」

シンはそう言って、ひっでー顔、と笑う。頰を落ちる雫は、どうしても止まらなくて、俺は毛布に顔を埋めた。



 救護テントは、本部から大分離れた場所にあって、だから自分は走らなければならなかった。


「少年!」


テントの中に駆け込む。こちらを見た夕陽色の瞳が、濡れたように明るい色をしている。


そうか。


 ようやく彼は、助けを求める声をあげることができたのだ。

ならばこれは、自分が今持ってきたこの電報は、彼の救いとなり得るだろうか。


 

 息を切らして駆け込んできたのは、ハルマ中尉だった。

ずれた眼鏡を押し上げて、呼吸も戻らないままに口を開く。


「朗報だ、少年」


「リオ・ブレイディが、目を覚ました」

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