第4話

立ってもいられないほどの揺れが城内を揺らす。


「お客さんかしら…?」


AIO(アーティアファクトの保護回収を目的に据えた公機関)アメリカ支部員であるマルタ・アンジェは大きな揺れに視線を流した。


視線の先に立っているのは男。筋骨隆々の巨躯を携えた、とても狡猾な笑みを漏らす男。


彼は現在、A区全体の物流や娯楽施設などの経営を行っているトライアド(複合組織)の会長を務める伊藤正光だ。


「おおっと、どうやらすごい力で引っ張られているようだが…?」


試すかのようにクロエに言葉を投げかける。


クロエはうろたえることなく長い髪をかき上げる。


「狂宮恭弥は殺した。手だれた魔術師たちは全員消し去ったんでしょう?この街にこの城を落とせる魔術師なんているはずが……」


「きゃっ…!!」


言い切る寸前、揺れがさらに増し、マルタが倒れ込む、さすがの揺れに正光もクロエも膝をつく。


激しい水音が城内に響き渡る。


「ありえない…。こんなことができるのは………」


クロエは思い出せる節すべてを当たって、対抗できる人物を上げてみたが、どれもその限りではない。


「まさか、殺し損ね?」


クロエが二人をにらむが、二人は鼻を鳴らした。


「あの場にいた人間は全員殺した。俺は繊細なんだ。一人ひとり、息を確認したよ」


「別に、入ってきたら殺せばいいだけでしょう?城が落ちても儀式に問題はないじゃない」


マルタは興味がないといわんばかりに答えた。そして儀式の間を後にしようとする。


「待ちなさい!」


マルタはその言葉に従うことなく、右手を肩の横で左右に振って、


「私が行くわ」


と、それだけを残して、その場を去った。


クロエは頭を抱え、正光は門を仰いだ。


もともとこの神格の召還はクロエだけのもので、クロエだけが行う予定のものだった。


つまり彼女にとって、残りの二人は想定外の存在である。


それゆえに、彼女は彼らがこれ以上不規則な動きを見せないよう、身近なところに置いておく必要があった。


それもすべては彼女の愛した仲間のため。


そのためになんどもなんども繰り返してきたのだから。


痛みも、悲しみも、一時の感情でしかない。


それならば彼らを利用して、確実に次に回帰させるのが最善の手だろう。


城が日向町沿岸に着水してからほどなくして、さらなる爆発音や揺れが連発する。


「どうやら、ずいぶん遊んでいるようだな。」


正光がやれやれと両手を上げて頭を振る。


「心配なら行ってくれば?ビジネスパートナーなんでしょう?」


クロエの言葉に正光はまたしてもやれやれのポーズをとる。


「なんでもお見通しというわけか、花宮家のお嬢様はいったいどこまで知っているんでしょうかねぇ」


ため息交じりの関心には見え透いた挑発が隠れている。


この男をまともに相手するのは無駄だ。なにせとうのすでに狂ってしまっているのだから。


仄暗き水の底から、世界を恨めしそうに睨みつける化け物が見える。


クロエには見えていた。


彼がその身に宿した業を。


「どうでもいい。知ったことじゃないわ」


見透かされているような焦燥感が拭えないのだろう。彼の落ち着きがないような動きはマルタの交戦音が鳴りやむまで続いた。








警戒心から周囲を探索したものの、何も見つかることなく拍子抜けしている蓮華は、思い切って城の扉を押し開いた。


扉の先にはまるで一般人が俗に中世の城だというような風景が広がっていた。


大きなシャンデリアはもちろん、二階に続くであろう階段に赤いじゅうたんがひかれている。


建てられてからどれくらいかは見当がつかないが、なかなかに渋い色の木造の床や、美しい装飾の壁など見る限りでは立てたばかりのような風貌だ。


美しい装飾と展示品に魅せられながら探索を開始する。


本棚がずらりと並ぶ図書館、その地下にはワインセラー。


噴水のある中庭からつながる礼拝堂。


大広間や画廊など、まさに優雅な貴族が暮らす城だ。


図書館に合った本には、現存文明したどの文明にも一致しない文字で書かれていた。


つまり、人間が作ったものではない可能性がある。


ただ、文化や建造構築などが人類に似通っているところを見ると、考察する限りではこの城を立てた生き物は限りなく人類に近い背格好をしていたのだろう。


扉のサイズや飾られた絵の高さなどから簡単に推測できる。


スキンがそのまま人間だとはいわないが。


初めは生き残りの海外勢力からの宣戦布告かとも思ったが、これでは違うと断定せざるを得ないだろう。


ならば地球外からの侵略か?


それにしては規模が小さすぎる。ほかの区がどうなっているかはしらないが、ピンポイントに魔術師を殺したりしているところを見ると、別にそういったわけでもなさそうだ。第一、魔術師が殺害される以外、現行して被害が見えていない。


門は論外としても、だ。


それに城の外装を見る限り、攻撃できるような武装は見受けられなかった。


ならば侵略でもなかろう。


考え事を終え、探索をつづける蓮華は気付けば回廊を巡って玄関ホールまで戻ってきていた。


どうせここにいたって答えは見つからない。


「暗殺者と偉い人は高いところにいるってよくおばあちゃんも言ってたし、先に進めばわかるでしょ!」


気楽に、お得意のスマイルを輝かせ、中央階段を上っていく。


すると、二階の奥からかつーんかつーんと、ヒールの音が天井の高いホールに響くのが聞こえた。


それが本当にヒールならば相手は人間だが果たして…?


「あら…?」


女の声!流暢な日本語!つまり相手は人間!


「先手必勝!……ってえ?」


「やっぱり、蓮華ちゃんじゃない」


飛び出して足を振り上げた蓮華の目前には、AIOのアメリカ支部構成員であるマルタ・アンジュがいた。


繰り出しそうになった蹴りを止めようと、無理やり体をねじったせいでおかしなポーズのまま転んで腹を打ってしまう。


あの何とも言い難い痛みを耐えながら立ち上がる。


「あんたこんなとこで何やってんのよ、ってかいつからいたの?」


自分よりも早くこの城に到達していたということは、浮いている状態のときに入ったのだろうか。


「なんだか雰囲気が全然違うわね…あ、わかったヘアピンしてないんだ」


マルタは自身の疑問を優先して思考しているようだ。


そんなことより、と蓮華は自身の質問に対する回答を催促する。


マルタはため息をつき残念そうに蓮華を見た。


「まぁ、そう焦る必要はないじゃない?」


蓮華はその言葉に落胆した。ダメだこの女は、自分たちの立場を理解してねぇ。


「日向町は今…!!」


蓮華の言葉をさえぎってマルタが言う。


「初めからいたんだから知ってるに決まってるでしょ?」


不敵な笑みが蓮華に向けられる。


蓮華が言葉を返すよりも早く、マルタの足が蓮華の頬をとらえていた。


ガードすることすらも間に合わず、蹴りが直撃した蓮華は二階の手すりを大きく破壊して、ホールの床に叩きつけられる。


床に衝撃の跡が走り、蹴りの重みが見て取れる。二度三度とバウンドしながら赤いじゅうたんの上を滑っていく。


やがて蓮華の体が止まり、口から血を流しこと切れているのが確認できるようになるころには、城内の破損が自動修復によって補修され始めていた。


「さすがにあの子一人じゃ城は落とせないわね。出てきなさいよ、どこかにいるんでしょう?」


マルタはホールに響くように声を上げる。しかし反応はない。


それは大きな疑問だった。自分の蹴り一撃で沈んでいる蓮華のほかに人がいないのだとすれば、誰がこの城を沈めるだろうか。


まさか自分は沈めるだけ沈めて突入には参加しないとでも?


彼女の中でその答えはNOだ。彼女自身、この街に来て数日しかたってはいないけれども、この街の人間はまんべんなく見てきた。


裏も表も、恩義や義理なんてくだらない考えに縛られている人間がこの街にはたくさんいる。


それこそこの非常事態にわざわざ敵地に入ってくるようなやつを一人で行かせたりするものか。


だとすれば…。まさか……。


「まさか」


「一人よ」


上になっているほうの目がぐりんとこちらを見むく。


おかしい。確かに首の骨は折れていたはずだ。


「えーっと、あなたそんなに強い魔術師だったかしら?」


ゆっくりと関節を鳴らしながら起き上がる蓮華にマルタは疑問を投げかける。


関節がなり、骨がきしみ、筋肉がねじれる。少しずつ少しずつ体の可動域を広げる、さながらストレッチのようだ。


おかしい、朝凪蓮華はそれほど腕の立つ魔術師ではなかったはずだ。


たしかにあの狂宮恭弥の弟子だというが、目立った功績はあまりなく、ほとんどを医学を学んで過ごしたことから、魔術師としてはあまり上位に分類されるような実力ではないはずだった。


しかし今、自身の致命傷を物ともせず修復する魔力とそのコントロールを目の前でむざむざと見せつけられては、その考えは撤回せざるをえない。


やがて音がなくなり、しっかりと両足で立つことができるようになると、蓮華はいつもと何ら変わらない笑顔で彼女にこう言い聞かせた。


「お前みたいな雑魚相手に教えてやる義理はねーよ」


指をさし、胸を張り、無礼の限りを尽くす所作で、相手の怒りを的確にあおった。


そしておっとりと首をかしげる。


青い光が、彼女の右目が露見する。強く輝く凪の紋章が浮かぶ目が、鋭く狂気的にマルタを見据えていた。


そしてこの煽りがプライドの高い彼女に効果があることを、蓮華は知っていたのだ。


「よくもこの私を侮辱したわねェーッ!!」


安い挑発だが、本当に悔しそうに地団太を踏み右腕を前に突き出す。


「契約-公明のフランベルジュ!」


自分よりも格下だと思っていた相手にされた最大限の侮辱にマルタは耐えられなかった。


伸ばされた右手にはやがて魔力が収束していき、形を形成する。


現れたのは氷に映る炎のように透き通るまでに美しい蒼と紅がきらめく波打つ刀身を持つ武器だった。


激昂したマルタは即座に蓮華にその刃を向け、射出した。


「!?」


さすがの蓮華もまさかそれを射出するとは思ってもみなかったようで、回避に若干の遅れが出る。


なんとかよけたもののどうやらかすってしまったようだ。


傷は浅いと思ったが、フランベルジュの名に恥じない、かすっただけでかなり出血が見られる。


それに近づけばあの武器本体に攻撃を喰らい、距離を取れば刃が飛んでくる。


どっちにしろ早めに片を付けるのがいいだろう。


武器を見るとすでに次の刃は装填されているようだった。


次弾装填に1.5秒もないくらいか


短期決戦を望むべく、とびかかるために足に力を入れる。


もちろんマルタからその動きは完ぺきに見えているわけで、蓮華のジャンプとともに、その銃身を蓮華のとんだ先に向ける。


しかし、マルタの視界の先に映ったのは、はためく白衣だけで、どこにも蓮華の姿は見当たらない。


目線より下、先ほどまで見ていた場所から銃器の撃鉄が下りる音がした。


「チィ!こざかしい真似をッ!!」


蓮華は跳んでいなかった。跳ぶと見せかけ白衣だけを飛ばし、アクセルで即座に地面に着地、だまし打ちに打って出た。


そしてマルタが銃身を振り下ろすよりも早く、蓮華のトリガーがひかれた。


親指、人差し指、中指、薬指、小指、流れるように撃鉄が落とされ、五発の弾丸が一瞬のうちに撃ち出された。


しかしそれはすべて左手に握られた二本目のフランベルジュにはじき落とされた。


「甘いわ!」


そして振り下ろされた右手のフランベルジュが蓮華に向けて発射される。


その刃は蓮華の腹を貫き、絨毯に突き刺さった。


しかし、マルタにはわかってしまった。刃が何の変化も受けず床に刺さったのを。


そう、人の体を貫通する際に、わずかながらでも発射から着弾までに0.006秒ほどの誤差が生じるはずなのだ。


長い間愛用してきたからこそわかる手応え、さっきの刃は蓮華に到達していない。


ならば彼女はどこへ消えたのか。


「ダブルアクセルッ!!」


白衣を翻し、二丁のサブマシンガンを構えた蓮華が姿を現す。


初めから二重に仕掛けられた陽動だったのだ。


隙を作るために白衣を天井際まで投げ上げ、意識を逸らせ自身はアクセルで射撃準備、さらに射撃後即座にダブルアクセルで白衣の裏に身を隠した。


そうして今まさに、秒間18発の45口径弾40発のサブマシンガン二丁の引き金を弾ききろうとしていた。


激しい銃撃音と金属音、そして破壊音がホールを埋め尽くした。


計80発の弾薬が雨となって一点にその場に降り注いだせいで、床はえぐれ、嵐の通り跡のように破壊されており、彼女も無残な肉塊になり果てたかと思ったが、


「はぁっ……痛っ……」


生きていた。全身にいくつか銃創が見られるが、あの鉛の雨を受けきったのだ。あの状況で数発の被弾で済まされたのは蓮華にとっては驚きだっただろう。


とっさに握った銃をガードに回し、フランベルジュによる反撃から身を守る。


金属摩擦による閃光と、音が再度ホールに響く。


なんとかガードできた蓮華だったがその衝撃までは殺せず、またしてもホールに投げ出されてしまった。


一つ宙返りをして着地する。さすがにガードに使った二丁は切り上げに耐えきれなかったらしく、真っ二つ、使い物にならない。


「よくあの位置からガードできたわね~」


嫌味ったらしくほめてやる、マルタもそれがわかっているようで、その言葉を鼻で笑い言い返す。


「別に…、銃弾の速度までもが上がるわけじゃないんだから…。あなたの射撃の直前になんとか私もアクセルを発動できただけよ。」


痛みに呼吸が乱れ、すこし揺らいでいる。


傷口はすぐにふさげるが、蓮華がこちらを見ている以上そんなことができる余裕はないだろう。


痛みさえ耐えることができれば動けない傷じゃない。


次の動きをうかがっていると、蓮華から意外な提案が持ちかけられた。


「治療、したら?」


またしても陽動かと、疑い深くかかったが、そういうことではないようだ。


「あんたは私を殺したがってるけど、私はあんたに聞かなきゃいけないことが山ほどあんのよね」


ああそういうことか、と、首を振る。提案をのむわけではないが傷の再生に魔力を回す。


整いつつある呼吸にかぶせて蓮華から質問が投げかけられた。


「まず、なぜあなたがここにいるの?」


心の底からの疑問だった。なぜ彼女がここにいるのか。


まさか彼女ほど組織から信頼された人間が、こんな場所で蓮華に敵対する理由がない。


浅はかに思うならそうだろう。


「なぁんだ、あなたまるで変わってないのねぇ?」


質問を質問で返すな、とでかかった言葉を飲み込んで次の言葉を待つ。


「今やり取りした通りよ、私はあなたを殺そうとした、つまり敵よ?」


蓮華は回答に不満の色を見せる。


「私が聞きたいのはあなたがどうして、あなたがここにいるのか。敵かどうかじゃないわ。」


「はぁ、それってつまり、私の目的が知りたいってことでしょう?教えると思う?」


治癒の完了を見届けて蓮華はふざけたように掌をマルタにむけて、笑顔で首を左右に振った。


「まさか(笑)」


激しい銃撃戦が始まる。上下左右前後に広いホールで、まるでダンスでも踊るかのように刀身と銃弾が跳び交わされた。


互いの刃が、弾丸が、魔術が、お互いの皮膚を裂き、肉をえぐり、骨を削った。


跳弾や流れ弾が壮麗な城の壁に次々とその痕跡を残していく。


壁のタペストリーは無残にも切り裂かれ、シャンデリアはマルタへと蹴り飛ばされ見事に真っ二つになってしまっている。


薬莢と血肉がぶちまけられたホールにはなおも、発砲音と破壊音が響く。


回転する剣が蓮華の体を開き、鉛の弾丸がマルタに穴をあける。


言葉をかわすこともなく、両者一進一退の攻防で、互いにスキはない。


それを真っ向からぶち破って相手にダメージを与える。それが繰り返されている。


削れた城の破片が吹き抜ける風に舞い上がり土煙となる。


暗い視界の中で多数の火花が散っていった。


やがて土煙が落ち着き、ホールを静寂が支配する。


幾百の刀剣と幾千の銃弾が撃ち放たれた、あかつきに立っていたのは蓮華だった。


立ち眩む意識と感覚のない腕を引きずり、壁にもたれかかりこちらへと未だ矛先を向けるマルタの腕に容赦なく引き金を引く。


しじまに響く撃鉄の落ちる音、マズルのフラッシュ、そして肉が砕け血がまき散らされる音。


息をするのを忘れていたかのように、溜まっていた呼吸を吐き出す。


口の中が血と砂塵で気持ち悪い。肺で大きく息をすると、限界か勢いよく地に倒れ込む。


かろうじて動く右腕でホルダーから霊符を引っ張り出すと、それを自分の傷口にあてがった。


血が多く失われたせいか、傷が治り始めても感覚が戻ってこない。


時間が経てば意識は戻るだろうが、マルタの意識は離れていくだろう。口の中にたまっていく血を吐き捨てて、同じ質問をもう一度する。


「なぜ……あなたがここにいるの」


沈黙の中、小さくこだまする。


返事はない。やがて左腕の損傷がすべて再生される頃になって、朦朧としたはっきりとしない声でマルタが答えた。


「み…た、で、しょう………?門を………開く、のよ」


蓮華は頭を振った。自分が聞きたかったことはそんなことではない。


あれは神を呼ぶための門。人間が決して開いてはいけない破滅の門。そんなものを開くなんて事は


「狂って…るわ」


停滞した思考に鋭いキリが突き立てられた。困惑と動揺が蓮華を揺さぶる。


「あれはA区だけでなく、残存するすべての文明を破壊するような代物だぞ!?いったい何を呼び出すつもりか知らないが、アンタが思い込んでるようなもんじゃないのよ!!」


激しく叫んだことで、乾いたのどに体の底から血が逆流してくる。


大きくせき込み言葉が続けられない。


その様子を完全に上の空なマルタは目を細めて笑ってみている。


「だから、狂ってるの………よ、理解できないほうがいいわ」


そういって、ゆっくりと目を閉じる。整然とした蓮華の呼吸音だけがホールに響いていた。


蓮華はまた片手で印を組み、あの穴を開き、慣れた手つきで輸血と残りの傷の再生を始める。


片手間にマルタの脈を図ったりもしたが意味はなかった。


なんど見ても人の死に際なんて、きれいなものでも壮大なものでもない。


この街では少し命が軽すぎる気もしないでもない。


治療を終えた蓮華はすぐさま城の探索に戻る。マルタのことを響呼に報告したかったが、妨害電波か何かの影響かどうにもつながらない。


性急だが先を目指すことにする。この様子では一人ではない。


門を生成したまま戦闘を行うなど不可能だ。


となると、まだ仲間がいる。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る