14. 邂逅
翌朝、カエデはバルコニーに何かの気配を感じて、目を覚ました。
掃き出し窓から外を見やると、小さな仔ギツネの背中が見えた。
バルコニーの柵に座って朝焼けに染まる景色を眺めつつ、ブラブラと尻尾を遊ばせている。
カエデが見つめていると、仔ギツネは肩越しにこちらを振り返り、短く吠いた。
秋風がザッと音を立てて渡り、モミジの葉を舞い散らしていく。
【背景シナリオ】朱の葉に揺れる想いは空深く 一譲 計 @HakaruIchijo
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます