14. 邂逅

翌朝、カエデはバルコニーに何かの気配を感じて、目を覚ました。

掃き出し窓から外を見やると、小さな仔ギツネの背中が見えた。

バルコニーの柵に座って朝焼けに染まる景色を眺めつつ、ブラブラと尻尾を遊ばせている。

カエデが見つめていると、仔ギツネは肩越しにこちらを振り返り、短く吠いた。

秋風がザッと音を立てて渡り、モミジの葉を舞い散らしていく。

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【背景シナリオ】朱の葉に揺れる想いは空深く 一譲 計 @HakaruIchijo

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