『狩野家の居候』中編
こんなに肩が痛くなったのは、最近重い物を運んでいなかったせいだ。
買い物を終えてすっかり疲労困憊となった俺は、駐車場に着くとすぐさま
「無駄に時間かかったの、
「面目ない、貧乏人の悪い癖でついつい値引きシールに誘われてしまって」
スーパーというのは人に物を買わせるのが商売である。そんなことは言われずとも誰もが知っていることだが、彼等は売るために客達の欲望を効果的に刺激するのがとにかく上手い。
中でもシールによる値引きは、まるで催眠術かのように人の心を惑わせていく。これだけ安くなるならと、普段は買わないものにまで手を伸びそうになってしまう。その強大な魔力から、俺のような地べたを這いつくばるレベルの貧乏人は、逃れようがない。
「気持ちはわかります……と言いたい所ですが、限度ってものがあります! 年上の人間を危うくアナウンスで呼び出すところでしたよ!」
「だって、カレーパンとかカツサンドとか、普段の俺なら指を咥えて味を想像するしかないパン達が、あの破格の値段で! さらに半額って言うから!」
「財布持ってないって自分で言ってたの忘れてませんか!」
駐車場で年下に自制心の無さを咎められ続けて数分、そろそろ周囲の目がお互い恥ずかしくなってきたので、説教タイムは程々で終了した。
「助手さんに羽村さんが叱られる理由がよくわかりました。おれの手には負えません」
面と向かって匙を投げられた俺は、肩を落として車の後部座席へすごすごと乗り込んだ。我ながら、まるで叱られて飼い主の機嫌を伺う飼い犬のようだ。
さて、狩野家まではスーパーから車で数十分程度かかる。巴市街地から少し離れた山奥にある無人集落、その中の一軒を
下宿へ至る道は、市街地と比べれば圧倒的に自然の存在感が際立つ道だ。だからか、あまり人の行き来もないらしく、堅気ではないと周囲から目される怜路くん的にも、まあ都合が良い立地のようだ。
傾斜のある道のりだけに、うっかり買い物袋を落として卵とか買ったものを壊そうものなら、年上の威厳どころではない。着くまでは赤子を抱くようなイメージで守らねば。
「えっと、そんな抱きしめるようにしなくても」
「ご心配なく、皆さんの大事なお買い物、命を賭して守らさせて頂きますぜ!」
「逆に力入れすぎて割りそうな場面しか浮かばないので、本当に気をつけてくださいね?」
そう言われると確かに俺ならやりかねないな、という気がしてきたので、素直に買い物は膝の上に置き、手は添える程度にしておいた。
広島の風景を眺めながら、しばらくはお互いにこれといった会話はしなかった。
美郷くんが俺に対して不信感を抱き続けているのはわかっている。まあ、会って間もない相手が隠し事をしているのだから、警戒心を持ち続けるのは当然だろう。
第一、行く宛のない人間を拾って下宿に泊める怜路くんの対応の方が、俺からすれば驚きだった。まあ、美郷くんも似たような経緯に陥っている所を、怜路くんが声をかけて寝床を提供したという話だから、当人にとってはさして違和感のないことなのだろうが。
そんな偶発的な出会いで、今や大家と下宿人の関係、踏み込んで言えば相棒という仲にあるというのだから、なんともドラマチックだ。
そんな二人のバディドラマ的な関係に憧れなくもないが、おいそれと秘密を明かすつもりはない。
別に自分に宿ってしまった超常的な力に恨みを抱いているわけじゃないが、言い触らしたい類のものでもないし、相手に知られることで無用な気遣いを生むことだってある。これ以上、気遣われてもこっちが萎縮して消えてしまいそうになるだけだ。
などと心の中で気取っていると、ふいに車がスピードを落とした。この辺りに信号はないと記憶しているのだけど、実際それらしいものは後部座席からは見えない。
身を乗り出して車内から前方を見て、思わず「あらまあ」と緊張感のない声をあげた。
「後は帰るだけなのに、なんでイノシシなんか……」
思わずため息をつく美郷くんに合わせて、俺も力なく項垂れた。俺の住む地域ではイノシシの被害をあまり聞かないし、仕事を貰ったことはない。だが害獣駆除を生業とする人間としては、どういう類の驚異かは理解している。
まずよく知られている通り、イノシシはとにかく足が速い。時速四〇キロ以上で山野を駆け回るうえ、実は小回りも効くので狙った相手に確実に突っ込んでくる。
そんな器用で強靭な足は跳躍力にも優れていて、一メートルを軽く飛び越すこともあるという話だ。鼻先や噛む力なども凄まじく、突進を食らって跳ね飛ばされるのは勿論、最悪の場合は指を噛み切られたり、太腿を食い千切られて、最悪死に至った事例すらある。
クマとか派手な獣害事件を起こす奴より低く見られがちだが、畑などの食い荒らすなどの実害を見ればもっと身近な害獣だ。よって、発見したら警察や猟友会が動き、すぐにでも射殺という選択肢となるのが普通である。
害獣駆除を営む俺も罠を取り扱う資格こそ持っているが、今は肝心の道具がない。あったとしても役所への届け出が必要なので、どう足掻いても俺の管轄外である。
「言うまでもないけど……車壊されたくないなら、強行突破なんて考えない方がいいよ」
「そんなことしません。というか、向こうから来そうに見えるんですけど。すごい睨まれてる……」
引きつった笑いを浮かべる美郷くんの言う通り、イノシシはこちらを睨んで威嚇しているようだった。これ以上居座るならこちらに突っ込むぞと言わんばかりの態度だ。
青白い顔をして修理費がどうとかつぶやき始めた美郷
俺はこっそり車の窓を開けて、その声に耳を傾けてみた。
『これだけ言ってもどかないのなら、ふっ飛ばすしかないな!』
イノシシは威勢のいい事を言っているが、その身体も声も震えていた。運転手が怖がっているように、向こうもこちらを恐れてる。
さてどうしたものか。許可が出ていない以上、捕獲用の道具を使うことはできないし。となると、あとは口で説得するしかない。
この力については明かしたくない、と心の中で強く願ったばかりなのに、俺って奴はどうしてこうなってしまうんだ。
頭を強く掻き毟ってから、俺は諦めたように息を吐きつつ、後部座席の空きスペースに買い物袋を除けた。
「え? 羽村さん、何をするつもりですか?」
「あ、もしかして美郷くん、俺の職業をお忘れ? とにかくここは、本職に任せておきなさい」
そして車外に出ていこうとする俺を、美郷くんは必死に止めた。
「そんな丸腰で無茶ですよ! 大体、捕獲や狩猟には許可が必要って、プロなら知ってますよね?」
流石は公務員、別部署の案件とはいえ、駆除業者のルールがどんなものか、よくご存知のようだ。
「大丈夫……とは流石に堂々と言い切れない。でも俺、法律に触れずにあれを受け流す手段を一応持ってるんだよね」
「こんな時にまでふざけたことを言わないでください」
何を言っているのかわからない、と言わんばかりに、美郷くんは首を横に振った。
「詳しく口で説明しようとすると、本当にただの与太話にしかならない話でございまして。だから、俺の言ってることが正しいかどうかは、結果で判断して貰いたい。あ、ヤバそうだったら迷わずバックして逃げていいからね」
「まさか本当に行くつもりですか? やっぱり無茶です!」
うら若き公務員からの必死の制止を振り切りながら、俺はのっそりと車から出た。
眼前のイノシシは、まだ鼻息も荒くこちらの出方を伺っている様子だ。
下手に刺激すればどれだけ声をかけても意思疎通をする前に俺が噛みつかれかねない。しかし遠目だからと言って大声で呼びかけると、かえって相手を刺激しかねない。
やむを得ず俺はゆっくりと、一歩一歩警戒心を解けるように身体の動きを小さくしながら近づいた。
『あの大きい奴の腹から人間が出てきた? 俺に近寄るな!』
気づいたイノシシが俺を威嚇するように近づいてきたので、まずは相手にわかるよう、動作をじっくり見せながら立ち止まった。
「やあ、元気? 俺は羽村っていうんだけど」
『やあ? ってちょっと待て、人間が俺の言葉を話してるのか……?』
「そういうこと。まずは落ち着いて、そしてちょっと話をしよう」
『人間と話だと? ば、馬鹿なこと言うんじゃない! この化け物め!』
大分相手のイノシシは困惑しているようで、さらに荒い鼻息を放ちつつ威嚇するようにその鼻先を突き出してきた。本気で突っ込んできたら、俺は本当に命を失いかねない。
だから俺はあくまで態度を変えず、静かに言葉をかけ続けた。捕獲道具もダメ、狩猟もできない今、どの道こうして声をかけ続けるしか方法はなかった。
何度か声をかけているうちに、イノシシの警戒心が和らいだのか、少しだけ声音が穏やかになってきた。そろそろ、事情を聞いてみてもいいか。
「ここは人間がよく通る道なんだ。お前なんかがウロウロしてると、俺なんかよりずっと怖い人間が、お前を始末しにくる。そうなる前に山へ逃げることだ」
『そう言われても、俺どっちから来たか覚えてない。食料を探して彷徨っていたら、見覚えのない所に出ちまって……とにかく、勝手なことを言うな!』
人里に出て人間と衝突するのは、見ての通り野生動物にはよくあるパターンだ。
害獣とされないものもいる。
昔、電気屋の前でテレビを立ち見していた時、電車に乗った野良猫を見て、面白おかしく紹介する番組があった。ナレーションは面白おかしく声を当てていたが、当事者は気が気でない状況で、言葉がわかる俺はなんとも言えない気持ちになった。
もっともこのイノシシは、まだ人間世界との境界線にギリギリ踏み入れたくらいの状態だ。これから人里に転がってしまえば、たちまち鉛の弾の嵐が待っている。しかし人に多く知られていない今なら、生き永らえる機会は生まれる。
「なるほど、じゃあ道を教えてやれば帰れそう?」
『わ、わかるのか?』
「できる限り案内する。その代わり、二度と人里に降りてこないと約束してくれ。次に同じことがあれば、もう俺はお前を助けない」
穏やかな口調を心がけてきたが、こればっかりは声音も自然と真剣になる。
二度目はない、という話は、別に俺がこの土地の人間ではないから、というだけじゃない。そもそもそれは、俺自身が決めているルールのようなものだ。
人間の話に耳を傾けられる動物なら、一度は見逃すこととしている。そして人間の領域に踏み込まないよう厳重に注意して、ひとまずその場を収める。
しかし、それでも言うことを聞かず、人間に危害を加えたり、不用意に姿を見せる輩は一定数いる。そんな時、俺は自分でケリをつけにいく。
それは、自分のエゴで手を差し伸べた者の責任であるし、常習化すると人の生活に大きな悪影響を及ぼすのは衛生面の観点でも避けなくてはいけない。
今の世の中、どこまで行っても人間様が最優先だ。いくらエゴでも、ちゃんと限界は決めている。
しかし今回は、美郷くんという第三者が見ている目の前だ。しかもここで暮らしている以上、こんなことが続くのであれば死活問題になりかねない。
さて、どう話そうものかと振り返ると、美郷くんは既に車を降りて、俺の方を呆気にとられた顔で見ていた。
『あ、あの人間、すごいこっちを睨んでるぞ』
「今暴れると、お前の立場が一気に悪くなるだけだぞ。今だけはおとなしくしてくれ、な」
怯えるイノシシを宥めつつ、俺はどう美郷くんに話を切り出そうか悩んだ。
俺が動物と対話する場面を目撃されたのは、指折り数える程度しかない。中でも
今や清子くんはうちの事務所の助手だけれども、誰もが彼女みたいに飲み込んでくれるわけじゃないはずだ。
美郷くんも常人にはない力をいろいろ持っているようで、俺もかなり驚かされた。だからある程度理解してくれると淡い期待を抱いている。
が、同時に彼は市役所の人間である。一般市民に危害を加えかねないものを、黙って見過ごしてくれる程、行政の人は甘くはなさそうでもあった。
「えっと、言葉での補足が必要なら、可能な限りお話しするけども?」
「見ての通りを受け取れ、というなら、たぶん概ね理解できたと思います」
「そう、じゃあ、ここからは俺のワガママみたいな話になるんだけど、コイツを山へ還すのを一度だけ見逃してはくれないかな?」
美郷くんは訝しげな顔をした。それはそうだろう、物の怪とかの類と違って、害獣は直接的に人へ危害を存在だ。生活に害をきたすような奴を見逃せ、と言われておいそれと承諾できるわけがない。
「余所者が勝手なことを言うなって思うのは当然だ。でもここは俺の顔を立てて、と図々しく言うのもなんか変だな。あー弱った、こうまで取り繕うのは初めてだから、なんて言ったらいいか、自分でもわからないんだ」
「じゃあ、羽村さんがどうしたいか、おれに教えて下さい」
これは想像していなかった。改まって俺の願望を聞かれて、良い答えをひねり出そうとしたが、これといって出てはこなかった。
「さっき言ったのと同じ、コイツにチャンスを与えて欲しい」
「そうですか、でも残念ながら、おれの一存では決められないことです。周辺住人の安全を考えると、役所目線で言えばまず容認されないでしょう」
だよな、と俺はがっくりと項垂れる。
となると後は責任を持って飼育するという選択肢になるけど、野生のイノシシの保護となると手続きは簡単にはいかない。
大体、ペット向きじゃない野生動物をペットとして手懐けるのは困難だ。幼獣の頃から育てていれば、人が敵じゃないと理解するが、成獣からとなるとまず人を味方と認識してくれないだろう。
さらに言えば、広島は俺の住んでいる土地ではない。ずっとここにいるわけじゃないし、流石にうちの家主もイノシシを飼育したいなんて言ったらぶっ倒れてしまいそうだ。
「ところで、そのイノシシは人を傷つけたり、畑を荒らしたりしていませんか?」
「え? そういう痕跡はないけど、ちょっと聞いてみよう」
美郷くんの問いかけを、俺はイノシシに通訳した。
『面と向かって会ったのは、お前が生まれて初めてだし。そりゃ襲いそうにはなったけどよ、山をこんなに降りたことだってなかった』
という返事を、俺はまた通訳して美郷くんに伝えた。
「おれの目線だと、イノシシが小さくフゴフゴ言ってるだけにしか見えない……けど」
と美郷くんは少し頭を抱えた。あまり第三者目線を気にしていないが、俺以外にはそんな風に見えるのか、と卑屈に苦笑いするしかない。
「イノシシの目撃報告はします。が、なるだけ大事にならないように伝えますよ」
「ほ、本当に?」
「おれは害獣対策を請け負う部署の人間じゃありませんし、ましてや新人です。役所どう動くかは読めないですよ。だから羽村さんが可能な限り、そのイノシシが人の生活圏に干渉しないよう、配慮してあげてください」
美郷くんの対応は、十分過ぎるくらい譲歩したものだった。俺はイノシシの分も含めて、務めて頭を下げた。
「……ありがとう。俺のワガママのために余計な気を遣わせてしまって」
「挨拶はいいですから、急いでください。山に踏み込んでる間に日が暮れたら帰れなくなりますよ。遭難されたらもっと取り返しがつかないことになるんですから」
確かに、陽はもう沈む方角へと向かい始め、その輝きを少しずつ茜色に変えているところだった。俺はイノシシに時間がないと伝えてから、慌てて山への道を探る。
「道ならおれが知ってます。車を止めたら合流しますから、この先の人気が少ないところで待っていてください」
何から何まで面倒を見てもらって頭があがらない思いだったが、恐縮している場合ではない。俺はイノシシに事情を伝えて、ひとまず下宿近くの無人地帯まで移動することにした。
******
「どうして、羽村さんはその不思議な力のこと、黙っていたんですか」
無事にイノシシを送り届けた帰り、美郷くんが俺に尋ねてきた。面と向かって聞かれるとは思わなかったが、俺は素直に答えることにした。
「言い触らして楽しいものでもないでしょ? それに、さっき美郷くんが見たような感想になるのが関の山だし、一利なしって奴」
我ながら少々荒み気味な返答だったが、美郷くんはとりあえず納得はしてくれたようだ。
依頼者からすれば、住処を侵害する害獣達はただの邪魔者でしかない。それを、俺の勝手で一度は見逃すなど、相手からしたら詐欺同然と咎められても、俺は言い返せない。
「でも、恥じることはないとおれは思います。ちゃんとボーダーラインを引くのって、責任を取る覚悟はあるってことでしょう。世の中には可哀想だからクマを殺すなって役所にクレームを入れる人だっていますし、簡単なことではないですよ」
「ははは、比較対象がそれかー」
「だから羽村さんは、その、正しい力の使い方をしていると思いますよ」
「正しい力の使い方、ねえ。比較対象がないから自分じゃわからんなー」
と、俺は頭を掻いて苦笑いする。我ながら下手くそな照れ隠しである。
などと、答えのない会話をしているうちに、ようやく狩野家が見えてきた。日が完全に暮れる前で良かった。
「あれ、怜路が外で待ってる。ちゃんと連絡入れたはずなんだけど」
「いつの間に電話して……いや、メールって奴? 最近は本当に便利なもんだなぁ」
「そういえば羽村さん、ガラケーすら持ったことないって言ってましたっけね」
などと呆れ顔で言われながらも狩野家の前に到着すると、怜路くんは不気味な程の笑顔で俺達を出迎えた。
何かやらかしただろうか、と首を傾げていると、彼は背後から中身の入った買い物袋を持ち上げた。
中を覗くと、そこには見事にパックの中身が半分割れた卵が、俺達を恨むように納められていた。
「双方、責任を持って処理するように」
家主から告げられた審判を聞いた俺達は、顔を見合わせた。
「え、俺ちゃんと後部座席に優しーく置いたよ?」
「急いでましたけど、おれだって、車を乱暴に止めた覚えはないですよ。席からずり落ちたら、外に出ても音で気づきますよ」
「あ、俺の置き方が悪かったって言いたいんだー。美郷くんったらひどいなー、傷つくなー、あーなんか熱が出てきた」
「責任逃れが子供より悪質だこの人!」
と、責任のなすり合いをする俺達を見かねた怜路くんは、笑顔で俺達の肩を叩き、そして満面の笑みを浮かべた。
「この国にはな、連帯責任って素晴らしい言葉がある」
最初から俺達に逃げ道など存在しなかった。
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