023話[DevilZ]

注意…一人称の場合と三人称を混ぜます。


…次の日、田中宅。

~「湾岸に出たんだって。あの悪魔」~

「え?まじで?」

~「あ、庵野には言うなよ。またやるから」~

と電話相手が電話を切った。

…湾岸線、同日時

ゴォォォー

「悪魔は速いな」

八九寺は笑った。

(真の悪魔とバトルできるなんて。ぶち負かしたくなるじゃねぇか!)


ブォーン

八九寺のZが前を過ぎてった。

「あれ、八九寺さんじゃない?」

と葛城がテンションを上げた。

今にも行きたいって言う顔だ。


ブォーー……。

僕は80㎞/hで湾岸線を走っていた。

その時、後ろから爆音が聞こえた。

八九寺のL28改と葛城のロータリー。そして白捩のV-TEC。

「ん?」

確認のためにルームミラーを見た。

「あれれー?」

八九寺と葛城以外にももう一人いた。

もしかすると、悪魔?

いつの間にかアクセルを開けていた。


「庵野!?白捩っ!?」

八九寺は驚いた。

白捩は入り口に入ってきた乗用車を避けて横転した。


キキィっ!

俺は車から降りて横転した白捩の元へ走った。

「杏奈!杏奈ぁぁぁぁ!」

白捩は泣いている。

杏奈は目が覚めたように起き上がった。

「るせーな。莉奈。どーしたんだよ?」

と不思議がった。

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