第2話どんなに下手でも晒さなくちゃ上達しない

 文章を書き始めたときに、ぶつかる壁がある。

「うわっ、自分の文章下手すぎ……」

 と感じてしまうことだ。

 僕は小説を書きたいと思いつつも、自分の下手さに嫌気が差してやめてしまったことが何度もある。

 そうしてグダグダ書くことを先延ばしにしているうちに、いい歳をした大人になってしまった。

 昔から書いていれば今頃、かなりの腕前になっていたはずなのに……などと考えてしまう。

 無駄だとわかっていても後悔は尽きない。


 初めて書く小説が下手なのは当たり前のことなのに、その事実を受け入れることができなかったのだ。

 きっと大事なことは、下手だと自覚しつつも作品を公開できるような、精神的な強さを持つことなんだろう。

 僕もそんな勇気が欲しい。


 とにかく、出来ることからコツコツ、始めてみるしかない。

 今はエッセイを書いている。

 出来そうなことから、書けそうなことから、下手でもいいからやってみようと思う。


 では、また。

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