猫ワガママを言う2
「とりあえず中へどうぞ?私のおうちです」
立ち話もどうかということでコテージ?のような建物に案内された、複数建ち並んでいるうちの1つを彼女は家にしているらしい。
外でも平気で寝たりしてるフレンズもいる中でもこうして建物を家として使う子は珍しい、しかもロッジとはまた違う宿泊施設。
つまり彼女はヒトというのはどのような環境で生活するのかってことをよく理解しているということだ。
ヒトを待っていたと言うだけある、そして中は綺麗に片付いている。
「どうぞ座ってください?今何か出しますね?」
テーブルに案内され、彼女はそのまま飲み物の用意を始めた。
見た感じ、どうやら紅茶を淹れてくれるようだ。
「どうぞ?落ち着きますよ?」
「ありがとう、紅茶淹れるの上手いんだね?」
「こーちゃ?あぁこれのことですか、ヒトがやってたのを真似しただけです、お気に召してよかったです!」
アルパカさんも上手いものだったがこちらも引けをとらない。
一息着いたら状況を整理しないと、1つわかったことはこの状況が現実ってこと。
「どうやら私は早とちりをしてしまったみたいですね」
先に話を始めたのはイエイヌさんの方だった、「待っていた」とか「会いたかった」って話だろうか?
「早とちり?」
「はい、シロさんは私の待っているヒトとは少し違うようです… でも、あなたもなんだか不思議なヒトですね?」
あなた“も”?誰と比べてるんだろうか?
やっぱり人違いをしてたようだ、人違いというかヒト違いか?
さておき、やはり彼女には俺の正体が誤魔化せ無さそうなのであっさりとばらすことにした。
父はヒト、母はフレンズ。
だから俺からフレンズの気配を感じ取ったのだろうということを話すと、彼女も妙に納得のいったような顔をしていた。
「ヒトとフレンズの子供… へぇ~?やっぱり不思議ですね?」
「いろいろあってちょっと隠してたんだけど、イエイヌさんは鋭いみたいだから特別に話しておいたよ、内緒ね?あの、ところでさっきのフレンズは?」
なにやら雄叫びを挙げるトラのフレンズ、彼女はいったい何者なんだろう?
尋ねると穏やかそうにしていたイエイヌさんの表情が見る見る変わっていき、その左右で違う色の目を細め神妙の顔付きになった。
イエイヌさんが助けてくれなければあそこで戦闘に入っていたわけだが、なぜあの子はあんなにも暴れまわっていたんだろうか?
聞くに、この近辺で暴れている彼女のことをこう呼ぶらしい。
「あれはビーストです」
「ビースト?」
「はい、フレンズの姿をしていますが危険なので近付いてはいけません… 詳しいことは“あの子”に聞いてみないとわかりませんが」
ビースト?飽くまでフレンズじゃないって言いたいのか?
なんでもあのビーストとかいうのは度々目撃されているらしく、既にあの子に襲われて怪我をしてしまったフレンズもいるみたいだ。
でもおかしいな?そんなの聞いたこともない。
博士達だって何も話してくれなかったし、そもそもセルリアン以外に脅威があるなんて誰からも聞いたことがない、そのビーストとは厳密にはなんなのだろうか?自我を失ったフレンズ?
待てよ?自我を失った…。
「シロさんはどうしてここへ?どこから来たんですか?」
「へ?ぁあえっと…」
ビーストの事はとりあえずあとで考えよう、答えを出すにはまだ早い。
そんなことより俺はなんでこんなところにいるんだろう?早く図書館に帰らないと、みんな探してるかもしれない。
「なんでか森の中で寝ちゃっててね?ジャパリ図書館から来たんだけど、どっちに向かえば帰れるのかな?」
「ジャパリ図書館?」
妙なことに、その時彼女はいかにもそんなところは知らないって顔をしていたのだ。
それはおかしい、だってこの島の長の縄張りじゃないか?
本がたくさんあって木が天井を突き抜けてる建物、アフリカオオコノハズクの博士とその助手ワシミミズクがいる。
これだけ確かな情報があれば知らないなんてことはないはずだが。
「ん~… 私もここで暮らして長いですが、図書館?というのは近くにはありませんね」
「うそ?ここしんりんちほーだよね?」
「いえ、そういう名前ではないですよ?あ!でもその博士さんと助手さんのことなら知っています!あの子と一緒に住んでいます!」
なんか、おかしなことになってるな?俺今ジャパリパークにいるんだよな?なんだこれ?なんだこの違和感は?
あの子?ってさっきも聞いたけど誰だ?
そして博士達はその人と一緒に住んでいる、ならそこが図書館なんじゃないの?と聞くと、そうではなく飽くまでおうちなんだとのこと。
彼女の言うあの子って人に会えばわかるか?そうと決まればいつまでものんびりしてられない。
なにか妙だ、すぐにでも帰りたい。
「じゃあその子のとこ行ってみるよ?ありがとうイエイヌさん?」
グイッと紅茶を飲み干し立ち上がる、がその時少し慌てた様子で彼女が言うのだ。
「え?もう行っちゃうんですか?やめた方がいいですよ、ビーストがまだ近くにいるかもしれません!」
「…?」
こんなこと言うと知った風なこと言うなって言われるかも知れないが…。
彼女もしかして寂しがりなのでは?
こうして心配の言葉を掛けて俺を引き留めてはいるが、どうも目が一人は嫌だと言っているように見える。
口には出さないがまるで「いかないで?」って言われている気分になってくる… 例えるなら、子犬の「くぅ~ん」みたいな。
勿論憶測なのでなんとも言えない、いや俺だってなにも自意識過剰に「居てほしいんだろ?」って思ってるんじゃあないんだ。
孤独に苦しむ心の痛みというのは俺もよく知っているつもりだ、だからこう目とか声色とか仕草とかでなんとなく孤独を感じているのがわかる時がある。
とくにこのイエイヌさんからはそれを強く感じる。
「イエイヌさんってさ?ここでずっと一人で暮らしてるの?」
彼女の様子に思わず足を止めてそう尋ねてしまった。
答えたくないことだってあるだろうに。
「ずっと… ずっと前からここで暮らしています、待ってるんですよ?私はここを守らなくてはなりません」
「どうして?友達だっているでしょ?みんなといればいいじゃない?なぜわざわざ孤立してここに一人で?守るって?」
「勿論友達はいます、でも私は待ち続けます… この家にヒトが帰ってきてくれるまでお留守番をしているんです」
ヒトが… 帰るまで?
話を詳しく聞くうちに何故抱きつかれたりしたのかもわかった。
ずっと昔のことだ、彼女はまだヒトがパークにいる頃からいるフレンズらしい。
あるいは再フレンズ化して忠誠心のようなものだけが残っているのかもしれない、誰かを待っているはずなのに具体的に固有名詞では呼ばず「ヒト」と表現しているあたりそれも否定はできない。
俺がヒトだと名乗るや否や何か運命めいたものを感じたのだそうだ、たまたま森の側を歩いていると木の実の匂いに混じり覚えのある匂いがしたものだから森の中へ。
今はビーストが近くにいるのにウロウロしてるなんて不自然だとも思ったらしい、そしてビーストに襲われる寸前の俺を発見し咄嗟に体当たりを決めた。
たまたま助けたのが待ちに待ったヒトだったものだからつい舞い上がり抱き締めたと… あんなことされて正直俺も満更ではなかったけど、彼女からすればじゃれていただけなんだろう。
まぁ、残念ながら俺は彼女の待っていたヒトではないらしい… というよりはハーフフレンズの俺は飽くまでハーフフレンズなんだろう、彼女の言うヒトとしてカウントされなかったんだ。
まぁそれでも、半分ヒトである俺に対しても少し名残惜しさを感じてるようだが。
「寂しくないの?」
「寂しいです、でも待つことが私の使命なんです、いつか戻ってきてくれたヒトが頭を撫でてくれたり遊んでくれたり… それが夢なんです!」
真っ直ぐな目で夢を語る彼女。
でもこんなの、なんて伝えたら?だってこんなの残酷だ、会えるはずがない。
ヒトは… 人間はパークにはもういない、戻ることもできない。
パークは隔離閉鎖されているんだから。
言えない、俺の口からはとても…。
一人… 孤独… 孤立…。
そんな彼女を置いていくのか?彼女自身の選択でここに居るとは言え、本当は寂しくて仕方ないだろうに。
いや違うんだ、イエイヌさんは俺とは違う、何も迫害を受けた訳ではない。
でも、たった一人でこんなところで帰ってくるはずのないヒトを待つだなんて。
俺が考えてることはお節介とか大きなお世話だろう、失礼なことかもしれないしイエイヌさんのことバカにしてるのかもしれない。
でも、だからお情けとか憐れみってつもりでもないんだけれど。
「じゃあ… またビーストに会ったら逃げ切る自信ないし、もう少しゆっくりしててもいいかな?ほら木の実もこんなにあるから何か作るよ?料理勉強中なんだ」
つい… ここにいる時間を伸ばしてしまった。
「それがいいです!どうぞゆっくりしていってください?なんなら今夜は泊まっていくといいですよ?お料理ですか~… 懐かしいなぁ?ずいぶん前に食べたっきりですから、楽しみにしてますね?」
ニコりと笑う彼女の顔はとても嬉しそうだが、話を聞いた後だとその満面の笑みにも哀愁みたいなものを感じてしまう。
どうにも寂しそうな子を見ると自分と重ねてしまう。
明日にはここを出てしまうけど、せめて俺がいる間は寂しい思いはさせたくない。
話し相手とか、遊び相手とか、温かい料理を出すとか…。
俺にもできることがあるはずだ。
…
「ごめんね?材料が少ないからこれくらいしかできなかったよ」
「いえとんでもない!いい匂いですねー?」
取ってきた木の実でジャムを作った、パンがあるかは知らないがジャパリマンにでも付けて食べればホットケーキ感覚で美味しくいただけるだろう。
「おぉ甘い!」
「こらこらつまみ食いしないで?お行儀が悪いよ~?」
ひょいっと手を伸ばし人差し指でジャムに触れるとそのまま指先をしゃぶるイエイヌさん。
よく考えると彼女はかなり歳上のはずなのだ、父や生きていたら母ともそう変わらないくらいの年数を生きているはず… だがこうして行動や言動がお茶目だったりする。
「それは“待て”ということですね?」
「いや、そうだけど違う」
命令した訳ではないがそのまま床に正座してウキウキとこちらを見ている。
尻尾はゆらゆらと揺れていて、まるで「早く!早く次の指示を!」って顔に書いてあるようだ。
命令するのは好まないがあんな顔をされてはついこちらも笑みがこぼれた。
「はいお待たせ、さぁどーぞ?召し上がれ?」
「やった!いただきまーす!」
なんだか博士たちの時とは少し違う感じがした。
ここが家だからなのか、なんだか普段料理を出すときよりも家庭的な感じがしたのだ。
無論どっちが嬉しいって話でもない、どちらも嬉しいのだが。
「おぉ!美味しいですね!お湯に葉っぱを入れたやつともよく合いますね!」
「だから紅茶だって?まぁいいか… お口に合って良かったよ?」
誰に料理を作るにしても、普段から喜ぶ顔を見た時に共通して感じてたことがある。
甲斐、今すごく作った甲斐があったと感じている。
そんなに嬉しそうな顔を見せられてはもうしばらくここで… なんて気持ちにもなるがそうはいかない、みんなを待たせているのだから予定通り帰らないと。
イエイヌさんの笑顔と同様に皆が喜ぶ顔も見たい。
日が沈み食事も済ませ談笑してみたり少し遊んでみたりしたその後、一つの問題が生じてた。
始めから気になってたんだ、実はすごい気になってたことがある。
「それじゃあもう夜も遅いですからそろそろ寝ましょうか?さぁどーぞ?温かいですよ?」ポンポン
「えっと…」
この家にはベッドがある、大きめのやつだ。
結構いいベッドに見えるのでさぞかし寝心地が良いことだろう、でもねイエイヌさん?
「どうかしましたか?」
いや、そんなキョトン顔で隣ポンポン叩かれても俺はそこにダイブする訳にはいかないんだよ?
「ほら、いつまでも立ってないで横になりましょう?疲れたでしょ?」
「待って待って?ごめんねそれはまずいと思うんだ俺?」
「え?おかしいな… ヒトはベッドで横になってお布団に包まれながら眠るはず…」
まったくもってその通りなのだけど包まれてはいけないものがこのお布団にはあるのです。(興味が無いとは言ってない)
「イエイヌさん?俺は床で寝るから大丈夫だよ?」
「え?どうして?」
「あのほら… 床好きなんだよね?俺半分猫みたいなもんだから」
「あぁ!なるほどそれは盲点でした!」
よし、これで切り抜けたな!
「うん、だからイエイヌさんは気にせずベッドで寝t」
「じゃあ今夜は特別に、“一緒に”床で寝ましょうか?」
ちがぁぁぁう!?
違う!そうはならないよイエイヌさん!
「俺!男の子!」
「はい」
「君!女の子!」
「はい… あの?だからなんだと言うんですか?さぁ来てください、早く寝ましょうよ?ファ~…」
わかってくれとは言わないが、そんなに俺と寝たいのか?
じゃなくて、寝ぼけ眼のままでいいから聞いてくれイエイヌさん。
ざっくりと説明してみたものの、彼女はそれでも「で?」って顔をしてこちらを見ていた。
まぁ確かに愛犬をモフりながら眠る飼い主さんも少なくはない、でも俺達の間に主従関係などないしフレンズの姿をとっている限りイエイヌさん?俺達は男女なんだ、その日に会ったばかりの男とベッドインだなんて… しかもワンナイトラブだ、もっと自分を大事にしようイエイヌさん?君には幸せになる権利があるんだ?←暴走
「あぁわかりました!」
よし!やっとわかってくれた!
「そうですよね?ベッドで寝るのはヒト、イヌである私が下に寝るものですよね?ごめんなさい気付かなくて…」
「違う違う違う!ここイエイヌさんの家!イエイヌさんがベッドで寝て俺が下で寝るんだよ!」
「も~!よくわかりませんよ!どっちなんですか!さぁほらもう横になって!」
彼女は腕を引き俺をベッドに引き摺り込んだ、そして流れるような手際で俺を仰向けに寝かせると肩をピタリと寄せ、そのまま彼女はなに食わぬ顔で眠りに落ちた。
パパママごめんなさい、女の子と並んで同じ布団に入ってしまいました…。
…
「おはようございますシロさん!よく眠れましたか?」
「はい、とても安眠できました」ドンヨリ
寝不足に決まってるでしょ、さては君天然たらしだな?襲わなかったからボーナスポイントください。←但し襲うほどの根性も無い
「朝は眠っているのかそれともどこか別のところにいるのかわからないんですけど、ビーストはこの辺には滅多に出ません」
「行くなら今って訳だね?」
「はい…」
夜行性が強く出てるのかもしれない、それとも時間帯によって活動場所が違うとか。
「あのシロさん?ごめんなさい、引き止めてしまって」
「どうして?心配してくれたんでしょ?こちらこそ一晩厄介になっちゃって」
「いえそんな!だってシロさんには帰る場所がちゃんとあります、ここじゃない帰る場所が… あの子と一緒です」
また“あの子”か… 何者なんだろう?
それにしても行きづらいな、下手したらもうここに住もうかな?とか思ってしまいそうだ。
確かにここは俺の家じゃないよ、すでに帰るべき場所があるよ。
でもここにいれば少なくとも彼女は一人じゃなくなるし、一緒に待ってあげることはできるじゃないか?
いくら時間が経っても帰ってなんか来ないのかもしれないけれど、その間を一人で過ごさせることはなくなる。
「あのイエイヌさん?良かったら一緒に…」
一緒に図書館に来ませんか?
そう聞くつもりだった、しかし彼女は人差し指で俺の口をピッと塞ぎ言葉を遮ったのだ。
「私はここを動きません、お留守番をしてここを守っているんです!話したでしょう?楽しかったですシロさん?どうかお気をつけて?」
「イエイヌさん?でも!」
でも、ヒトがここに戻ってくることはない。
そんなことは口が裂けても言えず、また黙り込んでしまう。
「また、会いに来てくれますか?」
その時そんなことを言われて、なんだか涙が溢れてきた。
「うん、必ず来る!」
そう伝えると、俺は彼女に背を向けまっすぐ歩き始めた。
あの子って… 名前を聞いておけば良かったが、とにかくその人が住んでいるとこの方角へまっすぐだ。
いつか、いつか絶対イエイヌさんは幸せになってほしい。
今度はもっといろんな物を作る、何日か泊まってたくさんお話しして遊んで笑わせてみせる。
だからそれまで、さようなら。
…
俺がこの世界に来て学んだことは、自分が善意でやろうとしてることが本当に誰かにとっての助けなのかということ。
絶対助けてやる、守ってやるって。
その人はそれを俺に頼んだのか?
もしかしてこれは俺のただのエゴで、相手の為と言いつつ自分の良心を満足させたいだけなのでは?
大人になって結婚して子供ができて、やっとその意味を理解できてきたような気がする。
それでもまだなんとなくだ。
そう、つまりこの時この瞬間ではまだ俺はわかってなんかいなかった。
あの人の言っていた言葉をまるで理解できていなかった。
森を抜けるときパークではそれまで聞くことのなかった音が聞こえてきた。
車両の走行音だ、バギーとも違うもっと大きな車両の音。
「なんだあれ?あれは… バス?」
俺がパークを旅していたとき、壊れきって動かないジャパリバスを見たことがある。
向かってくるそれはまさにそれと類似していた。
やがて目の前を通過、するかと思いきや目の前で停車して運転席に座る女性が俺に話しかけてきた。
緑がかった髪を後ろでまとめ、黒っぽい上着と羽飾りのついた帽子を被る彼女は言った。
「ねぇ君?この辺でビーストが出たってきいたんだけど!大丈夫?誰も怪我してない?」
「大丈夫だと思います、俺もイエイヌさんに助けてもらって…」
「そう、あの子が… 君、不思議だね?もしかしてヒト?私は」
女性はバスを降りて俺の前に立つと名を名乗る。
「かばんって呼ばれてる」
その名前は俺がパークに住み初めてから最も憧れている人物の名前だった。
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