#344(7週目日曜日・掲示板)

 L&C情報共有掲示板


521:名無しの冒険者

 変態変態、じゃなかった大変大変! ヘアーズがセインに宣戦布告した!!


522:名無しの冒険者

 うせやろ!? つか、なんでL√の大手ギルドが、この時期にC√PCに喧嘩売るんだよ? ソースはよ


523:名無しの冒険者

 正確には、ヘアーズから派生したC√チームだな。画像おいとく


 画像URL:*******


524:名無しの冒険者

 お、花中島じゃん。こいつ面白いから好き


525:名無しの冒険者

 花中島ってヘアーズを止めて、C√で新しくギルドを立ち上げたんだろ? それを『ヘアーズがセインに宣戦布告』って言うのは違う気がする。取りあえずそこの焼けた鉄板で土下座して


525:名無しの冒険者

 せめて動画は無いのかよ。それも遠巻きだし。これじゃあ詳しい状況が判断できないぞ


526:名無しの冒険者

 せっかく教えてくれた貴重な情報に文句言って空気悪くするのホントやめろって思う。これだけでも分かる事はあるし、なにより本気でやりあっている中に飛び込んで撮影していたらキルされるじゃん?




538:名無しの冒険者

 どうやら花中島は、新しいギルドで新人を育成しながら、ゆくゆくはヘアーズのように大きなギルドにするつもりで動いているみたい。本家ヘアーズとの繋がりは不明。とくに対立しているって情報は無いけど、協力している素振りもない


539:名無しの冒険者

 普通に考えたら、宣伝のためのパフォーマンスだよな。対人最強と噂されるセインを倒して箔をつけようって感じで


540:名無しの冒険者

 つか、C√で大きなギルド作って意味あるの? 群れるとC値は稼ぎにくくなるし、メリットないぞ? しいて言えば、悪徳ギルドにして、PKやWSで稼ぐくらいだけど…


541:名無しの冒険者

 本家と同じで、攻略はチームごと、ギルドはあくまでマッチングや情報交換が目的なんじゃない?




561:名無しの冒険者

 しかし、セインってマジで強いな。4人相手でも余裕かよ


562:名無しの冒険者

 余裕かどうかは画像からは判断できないけど、まだチームは新人を育成している段階だからな。実質、花中島とセインの一騎討みたいなもんだろ


563:名無しの冒険者

 案外、新人教育のために格の違いを見せる指導だったのかもな。セインって、自分からは仕掛けないけど、PKは歓迎で、ダメ出しとかしてくれるらしいし


564:名無しの冒険者

 指導って、流石に雲の上過ぎて、俺だったら心折れるわ




779:名無しの冒険者

 続報! 花中島のギルド(セクシーメイト)、なんとセインに負けた後、妹グループに喧嘩売ってた。しかも妹にも負ける落ちつき


URL:********


780:名無しの冒険者

 妹グループってなんぞ?


781:名無しの冒険者

 セインはソロも多いけど、基本的にはにゃんころ仮面とのペアで、さらに別のPCを連れて少数PTで動くこともある。妹グループって言うのは、その別のPCたちの総称。由来は『妹(にゃんころ仮面)の友達グループ』が短縮されたもの


782:名無しの冒険者

 解説乙。つけくわえると、女性PCばかりで、子分というか、妹分的なニュアンスもある。なんでも、妹グループからはアニキとかお兄ちゃんって呼ばれているらしい


783:名無しの冒険者

 いいご身分だな!! ちょっと、セインを斬ってくるわ


784:名無しの冒険者

 いってら~


 しかし、妹グループってそんなに強いの? すくなくとも花中島は元ランカーだよね


785:名無しの冒険者

 けっこう強いみたいよ? なにより、指導しているのがセインやにゃんころ仮面だからな。これ以上ないってくらいのエリート教育を受けているわけだし、下手なベテランより強くても、なんの不思議もない




791:名無しの冒険者

 しかしそれだと、セクシーメイトが完全に宣戦布告した事になるよな。セイン側から喧嘩を売る利点は無いし。これからセクシーメイトはPKとかもやるようになるのかも


792:名無しの冒険者

 セインは鬼畜道化師商会からも狙われているし、その流れなのかもな。鬼畜道化師に依頼を出している組織が、セクシーメイトにも依頼を出した的な


793:名無しの冒険者

 鬼畜道化師は、何度もセインに返り討ちにあっているけど、それでも懲りずに挑んでいるみたい。これはもう勝算とか抜きにして、挑むことでの嫌がらせが目的になっているんだろうな。つまり、バックに報酬を払っている組織がいるってのは確定でいいかと


794:名無しの冒険者

 俺、バックの組織はEDの残党か、自警団が怪しいと思っていたけど、こうなるとヘアーズも怪しくなってきたな


795:名無しの冒険者

 ヘアーズとセクシーメイトに直接的な繋がりは無い。謎の組織Xが、注目をヘアーズに向けるための工作だった可能性も充分ある


796:名無しの冒険者

 ともあれ、上位の組織が足の引っ張り合いをしてくれるのは中堅の俺としては助かる。掲示板のネタにも困らないし、なんかワクワクしてきたゾ!




 その後も、掲示板は夜遅くまで盛り上がった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る