#270(人物紹介3)

*放置していた『#270』の交換用の資料です。告知も兼ねて最新話に表示しておりますが、1週間で順番を変更したいと思います。



 ~人物紹介~


・セイン(主人公・元傲慢の魔王)

 本名:向井千尋。6時代の頂点に君臨した傲慢の魔王の新たなアバター。妹のアイとともに7でも頂点を目指す。

 戦闘スタイルは一撃必殺のクリティカルアタッカー。言葉で相手を揺さぶる心理戦も得意としている。

 ネットゲームに生活の全てを注ぐ廃人プレイヤーではあるが、これでも就職しており寮暮らしをしている。職業に関しては不明。事故で体が不自由になっているが、今はある程度回復している。

 ログイン時間は、午後から夜。


・アイ(主人公の妹)

 本名:向井愛花。自他ともに認めるブラコンで、6時代は滅多に表舞台に出なかったが、知る者の中では空鍋やヨスガと呼ばれていた伝説のPC。一応ランカーではあるものの、兄の支援に徹していたため実力のわりに順位はかなり低い。

 戦闘スタイルは防御重視のカウンターアタッカー。とある条件をみたさないかぎり、人の話を聞かない。

 一見すると文武両道の完璧美少女だが、致命的にコミュニケーション能力に欠陥があり、誰に対しても非常に好戦的。しかし、兄のことになると自制がきかなくなる。そのせいで羽島翼に兄の情報を喋ってしまった。

 ログイン時間は、夜のみ。休日の昼間は露店を放置している。



・ニャンコロ(勘違いから主人公の妹になった元L√ランカー)

 本名:三島鈴。6時代、L√のエンジョイ勢の中ではもっとも強かったと言われているPC。順位はそれほど高くないが、フリーと言うこともあって大手ギルドから注目を集めていた関係で、順位のわりに知名度がある。

 戦闘スタイルは近接格闘。一撃は軽いが素早い連撃と隙の少なさが持ち味。

 三島八重の姉。職業は不明だが、融通のきく生活をおくっている。現在は目標としていた猫装備を揃えて、ひとまず主体性を失い、主人公に行動方針を丸投げしている。機械やグラフィックソフトに詳しい。

 ログイン時間は、午後から夜。午後に関しては日によってかわる。


追記2:当初はアイを支援する形で仲間になったが、アイのブラコンがあまりにも重症過ぎるので本気で心配している。そのことからセインと誰かを結び付けようと画策している。


・ユンユン(L&Cに引っ越してきたVR限定アイドル)

 本名不明。もともとプレイしていたタイトルが大きく仕様変更したためL&Cに引っ越してきた。裏で自警団に協力したり、C√プレイヤーをそそのかしてデビュー戦の舞台を整えようとした。ゲームのプレイ風景やパフォーマンスを動画にして収入をえていたが、課金要素のせいで裕福とは程遠い生活をおくっていた。生活に余裕のない彼女はL&Cで確実に成功をおさめるために実力者であり協力を取り付けやすいエンジョイ勢のニャンコロたちを強引に仲間に引き入れようとする。

 当初はニャンコロを仲間に引き入れようとしていたが、今はJK3人を仲間に加え「L&Cカシマシ冒険記」という動画を投稿している。

 戦闘スタイルは全体バフを得意とする僧侶の派生型である"聖歌隊"を目指していたが、現在は3人と足並みをそろえるためにレベル上げは控えている。加えて"セイレーン"に転生するためC√に転向予定。

 もともとは自警団と強いつながりを持っていたが、現在は完全に排除されてしまった。


・スバル(オープン初日に主人公と行動をともにした初心者)

 本名、羽島翼。初日からひどい目にあったが、実はそれほど気にしていない。ある目的のためにL&Cをはじめた。男性アバターを使用しているが実際の性別は女性。剣道場の娘で、中学では陸上部に所属していたこともあり運動神経は抜群。現在はある事件が原因で通っていた学園を自主退学して夜間学校に通っている。

 祖父から、護身と称して古流剣術を習った実力者であり、純粋な剣の腕は主人公を凌ぐ。現在は主人公に「試合で勝てばギルドに加える」という約束をとりつけ、平日の昼過ぎに手合わせしている。また、ユンユンとも意気投合しており、動画制作の手伝いもしている。

 戦闘スタイルは回避型の剣士スタイル。

 ログイン時間は、午後のみ。


追記2:事件の事をセインに打ち明け、現在は悩みから解放されている。平日の午後はセインとペアで狩りに出かける事が多いが、正体や本当の性別を明かそうとする素振りは見られない。


・コムギ(憧れの先輩を追いかけてL&Cをはじめた初心者)

 本名、風間紬。全寮制の女子中学にかよっていた世間知らずのお嬢様だが、家が金持ちというだけで一応庶民。重度のシスコンで気に入った年上の女性を"お姉様"と呼んで一方的にしたう病を抱えている。八重と琴美は友人の関係。

 主人公の上司の娘。ドMでガチレズなお嬢様。個性の塊であり、そのキャラが動画でウケているが、本人に自覚はない。独特の感性を持っており、セインの雰囲気から憧れの先輩の兄だと看破してしまう。


・アルミホイル(コムギの友達)

 本名、三島八重。元陸上部で考えるよりも先に行動する性格。目上の人には語尾に"っス"をつけるが、同年代が相手だといつも気怠く語尾を伸ばして喋る癖がある。羽島翼の後輩でもあり彼女をしたっている。姉のお下がりで旧世代のVR機を所持しており、その関係でL&Cも少しだけやっていた。


・ミコト(コムギの友達)

 本名、水野琴美。マジメで仕切りやだが、本人に決断力はなく、いつも八重や紬に付き合って行動している。八重とは同じ中学だが本人は文系。調べるのが好きで、VR機は持っていなかったが携帯機のゲームはそれなりにやっていた。

 2世代も前のマシンを使っている関係で、思うように戦えずPT内では足を引っ張っている。本人はそれを非常に気にしているが、ユンユンには美味しいと思われている。しかし、ゲーム勘はそれなりにあるので、転職して魔法をあるていど覚えれば活躍は見込める。


・ビースト(元色欲の魔王)

 芸名、ビースト田所。一発屋芸人として時の人になったが、現在は芸能活動はほとんどなくなり、生放送の配信で生計をたてている。もともとはゲイキャラを売りにしていたが、現在は迷走してオネエキャラで落ちついている。


・夜神零(自警団の伝令役)

 本名不明。通称レイ。主人公をニャンコロの兄だと勘違いした張本人。実力は下の上だがログイン時間が長く、いつでもログインしている。

 自警団ギルドの初期メンバーから外されてしまったが、自警団の活動は続けている。ギルド未加入の団員の顔役として、実は自警団にかなり貢献している。


・忍者マスター(元憤怒の魔王)

 詳細不明。


・白の賢者ディスファンクション(元勇者)

 自警団に勧誘されるも断る。

 6時代の勇者でありながら正義感は持ち合わせておらず、純粋にゲームとして攻略を目指すプレイヤー。√をとわず多くの実力者と協力関係にあり、勇者同盟の表の顔となっている。


追記2:利己的な言動が原因で、侵攻イベントでセインの罠にはまり、現在は消息不明となっている。


・アリス

 主人公がL&Cをはじめたころに知り合った女性PC。


・清十郎(自警団の新団長)

 正義感が強く、行動力もある。しかしその強引なやり方をこころよく思わない者も多い。


・ミーファ(傍迷惑な自称読者モデル)

 レイにかわって自警団ギルドの伝達役に就任した女性PC。自称読者モデルで、人当たりがよく、自警団内には彼女のファンが多い。しかし主人公にはまったく相手にされず、逆恨みする。当初は掲示板だけでなく、自警団内でも主人公の悪い噂を流していたが、あえなくアカウントロックされ、今はゲーム内では目立つ行動をさけている。


追記2:スパイの疑いで自警団本体からは切り離されたが、現在はセインの情報源(操作)としていいように使われている。当初の目的だった動画投稿で生活費を得る目標を一応ではあるが叶えており、現在はBLの配布サイトを管理しつつ、簡単な動画を毎日投稿している。


・ナツキ (旧ラナハ・不器用な女性PC)

 ミーファと同じく自警団ギルドの伝達役。ミーファとは真逆の性格であり、好戦的で不器用。自警団内でも「融通の利かないお堅いヤツ」と思われ邪険にされがち。主人公との性格的な相性は良いようだが、立場がそれを邪魔している。


追記2:一度はL&Cを引退したものの、アバターをリセットして『ナツキ』として自由に活動している。

 好戦的で堅物な性格をしている。ポジションはガーダー。地味なポジションではあるが適性があり、尖ったメンバーを支えるのに貢献している。


・殺気(自警団の用心棒)

 読み方はコロッケ。自警団が勧誘した正式な戦闘員。一応ランカーらしいが、詳細は不明。


・草餅(アーバンで活動する商人)

 露店スキルの自動決済を使わずにクチと足で稼ぐ珍しい商人。裏では情報屋もやっており、勇者などに情報を流している。


・バハム~チョ(封鎖事件に参加したC√PC)

 転送サービス封鎖事件に参加したC√PC。元ランカーの実力派であり戦闘狂。


・丸んこ(閉鎖事件に参加したC√PC)

 転送サービス封鎖事件に参加したC√PC。元ランカーではあるが、汚い戦法を得意としており、単独での戦闘能力は低い。


・局長(主人公の上司)

 コムギの父親であり、一流企業に勤める凄い人。実力主義で、やり方や性格は気にしない。


・乙女秋桜(主人公の上司)

 読み方は、おとめコスモス。生粋の研究者。立場的には主人公の直接の上司なのだが、生活力が欠落しており、お互いを介護しあう関係となっている。




追加キャラ2

・コノハ(ナツキの妹)

 姉がL&Cを引退したことにより、その真相を探るためにL&Cを始めた。リアルでは人見知りが激しいが、ネット内では社交的。姉思いで何かと姉をサポートする動きを見せるが、Sの気もあり、時おり姉を困らせて喜ぶ素振りを見せる。セインとは、直接行動を共にする機会は少ないが、裏ではメールのやり取りを欠かさない仲になっている。

 ポジションは回避型の汎用支援。単体では決定力に欠けるが、回復と防御魔法でPTに貢献する。


・SK(リハビリシステムのモニター参加者)

 本名:柏木素顔。VRを利用した新しいリハビリに挑戦しており、入院しながらリハビリの一環でL&Cをはじめた。セインとリアルでの接点はないが、リハビリの事は隠していない事から、セインがその気になればSKのリアルを知ることができる状態になっている。

 距離感をつかむ才能に秀でており、戦闘能力は高いが、性格の問題で活躍は控え目。好戦的で負けず嫌いではあるが、戦いに対して強い美学を持っており、その事が足を引っ張る場面も多い。しかし、そう言った部分がセインやナツキに気に入られいる。ゲーム内ではナツキとコノハのPTに加わり3人で行動することが多い。

 ポジションは物理アタッカー。火力重視のロマンアタッカーではあるが、無駄に魔法も習得している。


・ベンザロック(元怠惰の魔王)

 詳細不明。


・便座カバー(EDメンバー)

 名前からしてベンザロックの関係者と思われるが詳細は不明。EDメンバーの中でもかなりの地位で、勇者同盟の会合にも頻繁に参加している。


・マルス(元節制の勇者)

 詳細不明。


・黒崎斬彦(元信仰の勇者)

 詳細不明。


・BKスレイヤー(元規律の勇者)

 詳細不明。


・クレナイ(元正義の勇者)

 大規模ギルド・ヘアーズの実質的なトップにして元勇者。最大手組織である勇者同盟とヘアーズは首位を争う関係になっており、敵対している。勇者同盟から勇者の枠を奪おうと画策している。セインとは侵攻イベントで知り合い、裏でメールのやり取りが続いている。


・ザハール(ヘアーズの勇者候補)

 侵攻イベントでクレナイが連れてきた勇者候補。実力はそれなりだが、L&Cの経験が浅く、なにより人格に問題があって、現在は詳細不明。クレナイのリアルの知り合いで強引な手段で勇者候補になったと噂されている。


・愚息蟲(EDメンバー)

 詳細不明。


・ハンサム高和

 ビーストの知り合い。


・獅子将レオニール(魔人・NPC)

 侵攻イベントにおける魔人陣営のボス。魔人ではあるが快活な性格で、強い者には非常に寛容。


・アルバ第四王位継承者ミレーヌ(アルバ王国の姫・NPC)

 桃姫の愛称で親しまれている重要イベントNPC。才女であり、特に聖職者としての才能に秀でている。継承権上位の兄たちに疎まれ、教会からは持てはやされている。初期設定では政治から遠ざける意味と政略結婚の布石で外国に留学していた。L&Cのメインストーリーは、魔人との摩擦が激しくなりミレーヌ姫が帰国するところから始まる。


・アニス/クリステル/スージー(傭兵NPC)

 レンタルPTメンバー。セインが侵攻イベントで使用した。レンタル費用が高額だがNPCゆえに判断力が低く、戦力として過度な期待はできない。


・パイブレッド/マロンスクワー/ビックティッツ(他の対戦ゲームから引っ越してきたPK)

 過度な課金要素が問題となり閉鎖したバトルロイヤル型対戦ゲーム・ブレイクアウトから引っ越してきたチーム。当初はPK専門だったが、現在は自由連合に所属してバトルロイヤルイベントを仕切っている。


・山形県太郎/焼き29/岩田哲夫

 元EDメンバー。侵攻イベントでセインの部下について以降、主要メンバーが失踪してしまった事もあり、そのままセインの傘下に加わった。現在は自由連合に所属して、時おりセインの使いとして雑用を任されている。


・Si/Jk/Hi/Me/Ln/To/It/D(鬼畜道化師の古参メンバー)

 正式なアバター名は不明。


・穂積(翼が助けた女生徒)

 過去に翼が強引に言い寄られているところを助けた先輩。その場は助かったのだが、そのせいで相手を退学に追い込んでしまい、男子生徒のファンからも嫌がらせを受け、自主退学することとなった。現在は翼と同じ夜間学校に通っている。


・春日(穂積を強引に口説いていた男子生徒)

 サッカー部のエースにして将来を期待されていた生徒。当然のようにモテており、その傲りが原因でラブレターを貰った相手に強引に肉体関係を迫ってしまった。未遂に終わった事もあり謹慎処分にとどまったが、事件が公になったことでスカウトや推薦が取り消され、自主退学となった。




 ~登場組織~


・アルバ自警団(仮)

 C√プレイヤーによるイベント妨害に対抗するために有志が集った組織。ユーザーの集まりなのでゲーム内では特別な権限を持っていないが、人数だけは多い。しかしL√の上位陣からは支持されていない。

 新団長が加わったことにより(仮)が外れた。新団長の方針で実行力は増したが、敵も多くなった。加入数はあいかわらず多いが、活動方針に賛同できなくなった者が多く、入れ替わりが激しい。


・ユンユン親衛隊

 ユンユンをサポートするために集まったファンの集団。ほとんどがL&C初心者だが他のVRゲームの経験は豊富。

 自警団とも強い結びつきがあったが、現在は新団長に排除されて影響力を失っている。ユンユンの動画がスタートしたこともあり今は裏方に徹している。


・天御柱

 主人公が代表をつとめるギルド。アイとニャンコロが加入する3人だけのギルド。平日の昼間は、ゲストのユンユンとスバルが入り浸っている。

 もともとは自警団の依頼を受けるために設立したが、関係悪化にともない依頼は請けおっていない。


・自警団

 新団長が選んだ人材で構成された自警団の本体と呼べる組織。正義感の強いものが多いが、所詮はゲームであり、精神的に未熟なプレイヤーが多く、ミーファに洗脳されている者が多い。


・勇者同盟

 元勇者のディスファンクションが代表をつとめる謎の集団。正義ではなく、あくまでゲーム攻略を目的とした協力関係であり、ギルドやPTの形式ではない。詳細は不明だが大きな組織であることは確か。


・勇者同盟の協力者

 直接、勇者同盟に加入しているわけではないが、情報収集や雑用を有償でおこなっている集団。主人公もこの集団に含まれつつある。


・ファントムナイツ(C√の5人PT)

 作中、明確に名前は出ずとも何度か登場している中二病PT。




追加組織2

・アンダーワード

 パイブレッドたちが所属するPT。


・ヘッツ

 ヘアーズの前身組織。清十郎が経理担当で所属していた。


・H

 詳細不明の自警団の切り札。清十郎のツテで集められた隠居PT。実力はランカーに劣らないものの、ログイン時間が非常に限られている。


・アルバ警邏隊(通称K)

 自警団が用意したPKK部隊。リアルの問題で一線から退いたベテランプレイヤーで構成された組織。スパイ対策もあり完全な縦割り構造で複数のチームが競い合う構図となっている。自警団が運営する養殖システムが報酬となっており、成果に応じて経験値や装備が配布されている。


・鬼畜道化師商会/L&Cファーストフード協会(悪徳ギルド)

 元は仲間内でPKを楽しむアットホームな組織であったが、成り上がるためにランカーを招き入れる事となった。そのランカーが元EDメンバーの幹部であり、現在はEDメンバーの残党を匿いながら勢力を大幅に拡大している。

 加えて、残党は古参メンバーを捨て駒程度にしか見ておらず、恨みのあるセインに勝てない勝負を挑まされている。

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