頭痛持ち
荒れ狂う地は空の仕業だ。鉛色の綿菓子が、私の脳天に圧し掛かる。此れで文章を――詩作や掌編に集中するなど不可能だ。されど味噌の内部では、掻き混ぜるような欲望がじわりと鞭を揮う。無意識に奔る十の細指が目指したのは、解せぬ世の理不尽で在った。如何なる個体でも人間は『普通』と呼ばれる病を抱え、死に絶えるまで縋り憑く。ああ。私だって『 』の中身に
私の頭が上で、足が下に在る『滑稽』が証拠だ。
視ろ!
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