名前

君に名前を呼んで欲しかった。


でも、君は、僕を君と呼ぶ。


恋人になっても呼んでくれない。

切ない焦りが君を傷つける。


君の言動、行動が魔法みたいで

驚いてばかりいた僕は

自分から別れを告げた。


サヨナラ不思議ちゃん。


すごい好きだったよ。


僕は君に求められたかった。

強く。

でも、君は、ケラケラ笑うだけですり抜ける。


ケンカにもならない僕のもどかしい気持ち。

ケラケラ笑う君が好きだった。

サヨナラ不思議ちゃん。


大好きだったよ。


バカやって痛い僕はたまに不思議ちゃんを思い出す。


サヨナラ恋人よ。


本気になると何もかもがキラキラ見える。


手離したのは僕なのにね。


元気でいてね不思議ちゃん。

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