週末
週末は、嫌いだ。
君を思い出すから…。
週末になって君からのメールが来るのが楽しみだった。
しかし、今はただ思い出すだけ。
先生、先生と無邪気に近寄って来た君は、喪失感を心に飲み込んでいたわたしにとっては救いだった。
夕焼けに涙した君を優しく抱きしめた。
週末は、嫌いだ。
君を思い出すから君は、今どこで笑っていますか?
先生、先生と純粋に真っ直ぐ見つめてきた君は、深海に沈んでいたわたしを救い出してくれた。
夕焼けに涙した君を優しく抱きしめたわたしは逆に君に包まれた。
涙を流しては運命を恨んだ。
君よ、今でもわたしは夕焼けと週末が嫌いです。
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