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2018年8月2日 17:24 編集済
作中で一番無性愛者を嫌悪していたのは、周りの人間ではなく、主人公自身なのかなと個人的に感じました。間宮は言うまでもなく、無理に恋人になろうとしなければ麻里子も主人公の属性を受け入れていたと思います。受け入れられなかったのは主人公だけ。恋愛を当たり前だとする社会の規範を憎みつつも、一番その規範に従順だったのは主人公だったという皮肉な結末だと思いました。勝手な解釈で申し訳ありません。文章については、リトマス紙がすごくいい味を出していましたね。よかったです。
作者からの返信
ありがとうございます。「恋愛を当たり前だとする社会の規範を憎みつつも、一番その規範に従順だったのは主人公だった」。そうなんですよね、憎む価値観を内面化しているが故の苦しさが一つのテーマでもありました。嬉しいです。
2018年8月2日 05:56
考えさせられました。自分も、同性であれ異性であれ、誰かに恋愛感情を持つ事が自然だと思っている、大勢の人間の1人だということに気づかされ、無性愛者の苦悩をまざまざと見せられたように感じました。自分の中ではかなり衝撃的な作品の一つとなりました。
ありがとうございます。自分の中ではあまりうまく書けなかったと思っていたのでとても嬉しいです。もっと社会が「当たり前」とする人以外の人たちの存在が意識されるようになるといいなと思います。
編集済
作中で一番無性愛者を嫌悪していたのは、周りの人間ではなく、主人公自身なのかなと個人的に感じました。間宮は言うまでもなく、無理に恋人になろうとしなければ麻里子も主人公の属性を受け入れていたと思います。受け入れられなかったのは主人公だけ。恋愛を当たり前だとする社会の規範を憎みつつも、一番その規範に従順だったのは主人公だったという皮肉な結末だと思いました。勝手な解釈で申し訳ありません。
文章については、リトマス紙がすごくいい味を出していましたね。よかったです。
作者からの返信
ありがとうございます。「恋愛を当たり前だとする社会の規範を憎みつつも、一番その規範に従順だったのは主人公だった」。そうなんですよね、憎む価値観を内面化しているが故の苦しさが一つのテーマでもありました。嬉しいです。