第8話 2018年8月11日(土)

今日から我が勤め先は連休である。

とはいえ、大人はやっとやっとの連休だが子供は7月末から休みである。

家で暇をもて余している。

エネルギーというか、フラストレーションがたまっている。

宿題をせず、兄弟喧嘩をし、ゲームの約束の時間を無視し、妻の導火線はすっかり短く、いや、無くなってしまっている。地雷なら踏み場がないほどだろうが、夏休みだけに花火に例えたい。

どこそこの花火大会は3000発よ、というように

『○○さんちの奥さん、夏休み中5000発らしいわよ』と使われたい。

ニンテンドースイッチのアプリケーションで1日の遊ぶ時間を決めているのだが、子供毎に設定できるのではなく、全体の時間の設定しかできない。

誰かが約束を破って長時間遊ぶと残りの者は遊べなくなるのだ。

これを長男(第2子 バカタレ)が破る。

何度も破る。Wiiや3DSの時分から破っていた。

スイッチで遊ぶのを禁止し、反省文を書いたら許してやる、と言ったのだがなかな筆が進まない。

数日間、ゲームをやらせろと訴えてくるがこちらも譲れない。『ゲームやらせて下さい。』『反省文書け』

このやりとりが何度が繰り返された。


400字づめの作文用紙1枚描かせたが、ようやく書いた反省文が4年生の文とは思えない。

『じぶんだけたのしいとおもっているとおもっていればいいとおもいこんでいた。』

思わぬ、『思い』3段活用だ。しかもすべて平仮名である。

夏のせいと思いたい。

夏の暑さのせいと思っていると思っていればいいとと思いこんでいたい・・・。

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